いい仕事してますね。
好評ですし。
これは個人的には、昔からやればいいのにと思っていたことです。
捻じ曲げて伝えられたりするんであれば、もう取材のやり取りの全文を出してしまえばいいのに、と。
ニュースや記事を見る側にとっても、どういう発言をしたか、どういうニュアンスだったか、という確認が凄く楽になりますしね。
歴史好きの人なら解ると思いますが、歴史の資料や文献では、本人が書いたとか同時代の史料といった1次史料が、非常に価値の高いものとして扱われ、時代が下った後に書かれた文献などとは雲泥の差があります。
取材の全文というのは、この1次史料にあたるでしょう。
非常に価値が高い。
これを誰でも確認できる形にしているというのは、マスコミを経由した2次情報ばかりだった時代に比べ、非常に健全な情報環境の向上と言えます。
任天堂ダイレクトやトヨタイムズなど、メディアを経由せず、より積極的に自ら発信して行こうという動きはかなり前からありますが、SNSの活用も飛び越え、そのまんま素材を出すというのは、政治の世界の情報発信も、来るところまで来たなという感がありますね。
恐らく、AIでの記事起こしの機能を使って工数を削減していると思われますが、技術の進展が良い方向に影響しています。
で、タイトルについて。
ちょうど今、映画もあって懐かしくなり、沈黙の艦隊を読み返しているんですが、独立国やまとを名乗った潜水艦にデレビクルー5人が乗り込み、世界情報サミットを開くという場面があります。
その中でACNのデミル社長が言うセリフに、「世界中の情報がいかなる制約も受けず世界中の人々に届く時代が来る」というのがあり、非常に示唆に富んでるな、と。
沈黙の艦隊の連載は、1988年から1996年までで、連載後半は、日本でのインターネット黎明期にあたります。
まだまだ静的で容量の少ないコンテンツばかりの時代でしたが、それが動画をそのまんまバンバン流せる時代になり、まさに誰でも制約を受けずに届く時代が来たんだなという感想を持ちました。
時代はもう、個人が直接的に政治的な発言をしていく時代になっていますが、1次ソースにアクセスしやすくなることで、さらに深化して行くんでしょうね。
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