そういえば、丹後半島なんて20年以上振りですね。
神戸の西部から北へ向かうには、力強い味方がいます。
その名は、国道175号線!
ひたすら北へ北へ真っ直ぐ延びる国道で、4車線区間も多い大動脈です。
4車線が尽きる西脇まで北上し、そこからは田舎道をトコトコと行きたかったので、国道427号線へ入り、昼食を挟みながらさらに北へ。
途中、久々に稲草城に立ち寄りました。
学生の頃から、国道175号線も国道427号線も幾度となく走っている道で、この稲草城の案内表示も当時から知っていますし、本格的に探した事もあったんですが、実際の城跡を発見することはできませんでした。
その頃と比べると、城の案内表示もひび割れだらけで、歳月を感じます。
また、この近くの集落を通っていた国道のバイパスが、新たに川側に通され、見覚えのない感じになっていましたね。
なんだかんだ、部分部分で改善の工事がされているようです。
ここから、小春ロードという、これまた初めて通る道を通って氷上へ行き、さらに春日へ。
この春日にある道の駅、おばあちゃんの里で休憩したんですが、ここには黒井城の模型がありました。
黒井城も昔から行きたいと思っているんですが、まだ行けてないですね。
しかし、屹立した稜線を城郭化した、模型からでも解る堂々とした山城ですな。
春日からは、再び国道175号線に戻り、福知山で国道9号線へ合流して市街地を抜け、再び国道175号線を辿って北上していきます。
丹後半島まではもう少し。
大江からは、京都縦貫道でショートカットし、国道312号線に入れば、もう丹後半島です。
丹後と言えば、戦国時代末期は細川家の領地でしたが、領内の主な城は、今の舞鶴市の田辺城、宮津市の宮津城、そして峰山の吉原山城でした。
地図上で見ると、綺麗に一直線に等間隔で並んでいるんですよ。
大名による支城の配置は、主に街道筋が多かったりするので、図形的な綺麗さはなかなか難しいんですが、丹後はびっくりするぐらい整っているんですよね。
あまりにも完璧すぎて、妙に感動したのを覚えています。
夏の時期に吉原山城へ登ると倒れそうなので登城は遠慮しましたが、また城跡からの日本海の眺めを味わいたいものですね。
そうこうしている内に、峰山の市街地を抜け、網野町の市街を過ぎ、日本海にまで出ました。
この日本海の海際が今回の宿、浅茂川浦島温泉です。
かつては歴史ある漁港という感じですが、太古の昔には浅茂川湖という湖があった場所だそうで、浦島太郎伝説の残る場所でもあります。
潮の香を感じつつ、散歩したり温泉につかったりと、ゆったりと過ごせました。
つづく
参考:
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