そういえば、2年前にも奈良にぶらりと行ってたんですが、記事にするのを忘れてました。
この時もフラッと奈良で泊まり、次の日にちょっと観光して帰ったんですよね。
神戸から1時間ちょっとで行けて、気の向くままにブラブラ散歩できる所。
奈良って不思議と、「あぁ、ちょっとぶらっと行こうかな」と思える場所です。
2年前、今思えば、と言うか、今の感覚では、奈良の街は観光客で尋常じゃないぐらい溢れてましたね。
特に外国人観光客。
インバウンドすげーなと思いながら、ダラダラと散歩したことを覚えています。
しかし、その途中でようやく気が付きました。
この日が若草山の山焼きの日であることに。
そら人多いわ。
しかし、こんな日によく直前で宿が取れたもんやね。
自分の幸運さにびっくりしました。
人混み嫌いの自分からすると、逆に不運なのかも知れませんが(^^;)
まさかだった冬の花火を拝み、一泊したことで旅行気分は満たされたんですが、素直に帰るのもちょっと勿体ないと思い、生駒に寄る事にしました。
生駒と言えば、やっぱりケーブルカーですね。
これは乗っておくべきと、かわいい車両に似つかわしくないおっさんが乗り込んだんですが、冬季は生駒山上遊園が休みということもあって、日曜なのにほぼ貸し切りでした。
しかし、この状態でも営業してる近鉄さん、エライ!
ケーブルカーからの生駒市街の眺めも良かったですね。
夜ならいいデートスポットかも。
ケーブルカーの宝山寺駅で降り、寂れた雰囲気のある門前町の道を登って行くと、宝山寺の参道が見えてきます。
参道を抜けて惣門と中門をくぐると、本堂が見えます。
浅草寺や善光寺で凶を引くほど、遠隔の寺でのおみくじには滅法弱い自分ですが、この日は大吉でした(^^)
本堂の上には、急な斜面を削ったようにお堂などがあって、古刹らしい独特の厳かな雰囲気が漂っていますね。
奥ノ院の手前には水掛地蔵が。
ここも雰囲気があって、何か心に感じるものがありましたね。
参道からこの奥ノ院まで、結構な高低差があるんですが、その間に凝縮されたように伽藍が整えられていて、なかなか凄いお寺でした。
個人的には、おもくじで大吉が引けたので大満足です(^^)
ついでに、滝行で有名な岩谷の滝へも足を延ばしてみました。
宝山寺の場所には、修験道の祖といわれる役小角が大聖無動寺を開いたと伝わっており、その修業場としての流れがこの岩谷の滝に続いているんでしょう。
古くから自然崇拝の対象だった生駒山の、今に残るひとつの形ですね。
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