2025年8月31日日曜日

総裁選前倒し

参議院議員選挙後、石破さんは辞任するだろうと予想していましたが、首相にその気持ちは無いようですね。
麻生政権でも安倍政権でも、声高に辞任を要求していたのに、自分の時はなぜ粘るのか、理解に苦しみます。
党内も批判の声の方が大きいですし、野党も石破政権には批判的で、首相職に足を残せば残すほど、政権運営がにっちさっちも行かなくなるような気がするんですがね。
まあ、先の政権運営はともかくとして、党内がそんな状態のため、総裁選を行うかどうかを巡って綱引きが行われています。
氏名公表の上、指定日の指定時間に本人が届けを持ってこいというのも、微妙に圧力の匂いがしますね。
ただ、氏名公表は悪手だったような気も。
政務三役など政権に参画している政治家は、公表によって、総理を支えるという道義的な責任に矛盾が生じるため、なかなか総裁選前倒しの賛成を表明できなくなるという縛りは出てくるでしょう。
ただ、公表によって賛成反対がはっきりするため、世間的に賛成が受け入れられる空気が醸成されると、賛成へのドミノ倒しが発生する可能性があります。
参議院議員選挙では、右派であった自民支持層が、国民民主党や参政党に流出したと分析されていることから、石破さんに批判的な政治家は積極的に賛成して、その層の支持を得ようとするのは容易に考えられますね。
さらに言えば、政治家よりも県連に影響が大きそう。
党という色の影響を強く受ける地方議員なら、より敏感でしょうし、支持層の突き上げを直に受けるのも、地方議員ですから。
まぁこれは都道府県の支持層の空気によりますが。
あとは、オールドメディアの石破政権の支持率上昇をどう捉えるかですね。
政権の支持率は上昇しても、自民非支持層であれば、票にならないわけですし。
9/2の参議院選挙総括後、どうなるのか、注目ですね。
 

2025年8月27日水曜日

描かれたお城と城下町にて

兵庫県立歴史博物館へ行ってきました。
 
 
もちろん「描かれたお城と城下町」の特別展が目当てです。
8月末までの企画展ということで、8月も終わりになれば少しは涼しくなるかと粘ってみたんですが、今年は甘かった。
全然涼しくなりません。
なので、バイクで行くことを諦めて車で行ってきました。
姫路は、バイクで行くにはちょうど良い時間と距離なんですがね・・・
近年の夏は、ドラキュラ並みに陽が昇ると灼かれてしまうので、日の出前に出発して太陽が昇ると帰ってくるというスケジュールでしか、バイクに乗れなくなってしまいました笑
 
さて、その特別展。
思ったより城郭の数が少なかったのは、やや残念ではあったんですが、当時の現場や技術者が残した絵図というのは、よりミクロな視点の絵図で、とても新鮮でしたね。
また、築城術という学問の視点での図上演習のような絵図もあり、これまた新鮮でした。
こういう特殊な絵図は、なかなかお目に掛かれないので、貴重な機会です。
 
特別展を見終えて、ちょっと一服しようと館内のカフェに向かう途中に、展望ゾーンがありました。
天守の裏手から何度か眺めていますが、ちょっとびっくり。
この歴史博物館からの眺めが、1番かもしれませんね。
姫路城の写真は、ド正面の写真は非常に有名ですが、裏手の写真というのは、意外に目にする機会が少ない。
こちらからも、なかなか良い姿なんですよね。
 
 
なかなか良い博物館です。
気に入りました。
それと、県立だけあって、歴史関係の図書が充実していたのも気に入りましたね。
日本城郭大系や日本歴史地名大系を網羅しているほか、兵庫県内外の市史、町史、村史、郡史の類が非常に充実してます。
この辺りは、なかなか見られるものじゃないので、またお世話になる機会があるかもしれないですね。
 

2025年8月22日金曜日

ちょっと篠山へ

先日、時間があったので、ちょっと日帰りで篠山に行ってきました。
篠山のお城は去年に行きましたし、雨というのもあったので、ぶらりと街歩き。
篠山にはよく来ていますが、街歩きをするのは四半世紀ぶりぐらいですね。
当時は、今ほど城下町として観光地化されなかった時代で、お城中心に馬出とかを見て回った記憶があります。
改めて篠山の街をブラブラすると、雨ながらも観光客の方が散策してました。
あちこちに重厚な旧家があったりして、店として再生されていたり、そのまま空き家になっていたりしてたんですが、なかなか雰囲気が良いですね。
駐車場の近くにあったのが、旧役場を改装した大正ロマン館。
 
 
中は、土産物のショップとカフェになっています。
テラス席とかもあり、この日は雨で誰も使ってませんでしたが、のんびりと軽食するには良さそうな場所でした。
 
篠山の城下町をブラブラした後、ドライブをしてから近くの温泉へ。
久々に今田の薬師温泉へと向かいます。
 
 
ここの特徴は源泉の温度で、ぬるいよりもさらに温度が低い31℃前後の源泉が、かけ流しとなってるところですね。
今年みたいな、うんざりするような暑い夏は、これぐらいの温度のお風呂がちょうどいい。
まったりとクールダウンを兼ねて入っていると、まどろむような感覚が・・・
この状態でしばらく浸かっていると、頭もスッキリ!
ただ、前回に来た時は、平日の昼間ということで人もまばらだったんですが、さすがに休日のビジータイムということで、なかなか人も多かったですね。
露天風呂では、東屋付きの浴槽2つの内、小さい方には湯が張られていなかったんですが、浴槽が埋められ、休憩用の板敷きスペースとなっていました。
雨ということもあって、屋根付きの横になれるスペースは、かなり快適でしたね。
急遽行った割には、充実した休日となりました。
 

2025年8月15日金曜日

描かれたお城と城下町

姫路にある兵庫県立博物館で、「描かれたお城と城下町―築かれた城・理想の城・古城―」という特別展が開催されています。
 
 
姫路にある博物館なので、姫路城の絵図はもちろんですが、江戸時代に存在した各地の城や、すでに廃されていた戦国時代の古城の絵図もあり、非常に興味深いですね。
各地の歴史博物館や模擬天守で絵図を見ることは多いですが、地元の城のみというのがほとんどですから、いくつもの城を同時に見ることができる機会というのは、非常に貴重です。
これは是非行きたい!
と思いつつバタバタしていて、もうお盆を迎えてしまいました・・・
ヤバい。
なんとかスケジュールを調整して行きたいですね。
今まで仕事で培ったスケジュール調整能力が試されているのだ・・・
 

2025年8月3日日曜日

タイヤ交換2025

前輪にそろそろスリップサインが見えて来たので、前後輪のタイヤを同時に交換しました。
タイヤの種類は、Road 6。
順当に同系統で交換すると、Anakee Adventure辺りになると思うんですが、最近は史跡やお城でも舗装道が整備されていることが多くなり、フラットダートなどを走る機会もほぼ無くなっていることを考えると、もうちょっとオン寄りでいいのではないか、となりました。
そこで候補に挙がったのが、Anakee RoadとRoad 6。
さて、どうしたものか。
オフ成分を少し残しておきたいのならAnakee Road、オンに振ってしまうならRoad 6というところになるんですが、迷いましたね。
決めた理由は、乗る人本体の経年劣化が進んでいるので、より安全性を重視したのと、Pilot Roadから続くRoadシリーズは、ツアラーやアドベンチャー系のバイクなら、取りあえずそれにしとけ的なタイヤですから、興味があったんですよね。
どんな乗り心地かと。
というわけで、交換!
 
 
 
交換後、そのまま慣らしで神戸市内をウロウロしました。
皮むきがある程度進むまでは、慎重に。
感想としては、オンロードタイヤらしい剛性があるなという感じでした。
倒し込みも非常にスムーズ。
ただ、これは前のタイヤの中央が平たくなってきてた反動っぽいですね。
なので正確な比較は無理っぽい笑
梅雨明け直後の暑さの中、梅雨明けでこんなに水が少なくて大丈夫なのかと心配しながら呑吐ダム周辺などを走りましたが、止まると暑さがダイレクトに・・・
少し短いですが、70kmほどで切り上げました。
また涼しい早朝にでも続きで走りますか。
 

2025年7月27日日曜日

日米関税交渉合意

日米関税交渉が合意しました。
これは、かなりサプライズでしたね。
交渉があまり進んでないと思っていましたが、これは素直に評価したいですね。
ただし、中身があまりはっきりとしていない。
その事を批判する向きもありますが、ホワイトハウスからファクトシートが公開されているので、その内容はホワイトハウスとして担保しているという事でしょう。
かなり大まかな内容となっていますが。
 
さて、関税交渉は一段落つきましたが、石破総裁退陣論は吹き荒れるばかり。
続投デモや一部野党から支援の声が出るなど、かなり特殊な状況ですが、やがて退陣は避けられないものと思われます。
そこで、次期総裁が少数与党ながら次期首相になるとして、総裁の人選で政策協力をどうするか。
右派の高市さんであれば、参政党、日本保守党はかなり協力できるでしょう。
プラスで、政策によって国民民主と維新でしょうか。
小泉さんであれば、菅ルートが使えますので、小さな政府かつ新自由主義の維新が近しく、ちょっと主張は違うものの、国民民主あたりも政策によっては協力できるでしょう。
林官房長官であれば、岸田さんと同じく宏池会の系統ですから、リベラル色が強く、立憲民主が協力相手になるでしょうか。
とは言っても、衆議院の選挙区調整が難しいので、いわゆる大連立は無さそう。
なので、部分部分で協力ということになりそうです。
ここで、今回の比例票を確認すると、

自民党 12,670,709票 18,256,582票 -5,585,873票 -30.6%
国民民主党 7,553,194票 2,671,793票 +4,881,401票 +182.7%
参政党 7,353,825票 1,771,722票 +5,582,103票 +315.0%
立憲民主党 7,336,563票 6,774,365票 +562,198票 +8.3%
公明党 5,151,587票 6,181,431票 -1,029,844票 -16.7%
日本維新の会 4,323,908票 7,208,672票 -2,884,764票 -40.0%
れいわ新選組 3,845,037票 2,214,387票 +1,630,650票 +73.7%
共産党 2,838,792票 4,384,943票 -1,546,151票 -35.3%
日本保守党 2,952,808票 新規参入 +2,952,808票 新規獲得
チームみらい 1,503,918票 新規参入 +1,503,918票 新規獲得
社民党 1,202,091票 1,314,438票 -112,347票 -8.5%

となります。
これを各総裁候補ごとに協力できそうな党と票数を当てはめると、

高市さん 自民・公明・参政・日本保守で28,128,929票 + 国民民主・維新
小泉さん 自民・公明・維新で22,146,204票 + 国民民主
林さん  自民・公明で17,822,296票 + 立憲民主

こうなります。
これを見ると、高市さんが最大公約数として最も支持されそうですね。
しかし、自民から保守系の有権者が離れたと言われていますが、それ以上に保守政党を支持する人は増えていることが見えます。
これは世界的な流れですね。
 

2025年7月22日火曜日

惨敗からの続投

参議院選挙当日は、もっと自民党の議席数はもっと少ない予想でしたが、意外と最後は粘りましたね。
それでも、惨敗には違いなく、自公で過半数という甘めの「必達目標」すら達成できませんでした。
このまま責任を取って辞任・・・というのが自然な流れのように思いましたが、どうしてどうして、答弁と同じく粘りますね。
まさか石破首相が続投宣言するとは。
かなりびっくりしました。
政治空白を作らないというのは解りますが、まだ起こってもいない天災を理由に持ってくるなど、さすがに見苦しいですね。
そもそも、政治空白を作らないというのも、実質的にはもう政治空白と言えるでしょう。
これだけ不人気で先の不透明な政権に協力しようなんて野党は無いでしょうし、下手をすれば、協力した野党が批判の流れ弾を喰らいかねない状況。
関税交渉も、先日のベッセント財務長官が来日した時でさえ、まともなコメントが出てきていませんから、交渉は滞っていると見て間違いないでしょう。
そして、今さらレームダック化した政権と話を進めるとは思えません。
つまり、何も進められない状況なんですよね。
潔く辞めた方が、まだしも名を落とさずに済むと思うんですが。
党内野党だった頃は、あれだけ歯切れよく時の総裁に辞任要求してたのに・・・
よく言われるように、本当に総理になってみたかっただけの人だったんでしょうか。
そこまでは流石に思っていませんでしたが・・・
 
何度か書いている話ですが、何かをやろうとプロジェクトを起こした時に、評論家然として批判しかしない人がしばしばいると思います。
実際にそのような人に取りまとめなどを頼むと、あまりまとまりません。
そういう評論家活動をずっとやってると、助けてくれる人がいなくなるんですよね。
石破さんは、よく後ろから撃つと言われていましたが、党内でそういう評論家ポジションでした。
だからこそ党外から過分な人気があったんですが、それを真に受けた岸田-菅ラインが、自分たちの影響力を残す目的もあって総裁に据えてしまったんですよね。
石破さん自身がやりたかった政策はあったでしょうが、仲間も少ない、コネクションも少ないという状態で、これまで総裁選には出続けていたものの、自分のやりたいことに人を巻き込むという準備をしてこなかったわけで、何も決められない状態になったのは、総裁就任前の準備不足のひと言に尽きます。
さらに、主に補佐する予定であった3つのグループは、菅グループが衆議院選の敗北で弱体化し、幹事長の森山さんも10人に満たないグループで、岸田さんに近しい人たちも政策実務に強い人が少ない。
状況的に、今の窮状は、なるべくしてなったという気がしています。
 
さて、続投表明はしたものの、党内の理解は得られていない状況で、今後はどうなるんでしょうか。
党則によるリコールが取り沙汰されていますが、国会議員の過半数と都道府県連の過半数でリコールが成立するとのこと。
すでに月曜の段階で、公式か非公式かは別として、高知と山口県連幹事長が退陣要請を出しました。
今日、メディアに報じられたのが、茨城、栃木、愛媛県連の幹事長、山梨の青年局、青森の県連会長などなど。
これもどんどん増えそうで、リコールが成立するかもしれませんね。
石破首相がどんな決断を下すのか、注視したいです。