少し前の話ですが、こういう記事がありました。
NATOに日本政府代表部
https://this.kiji.is/372920906697163873
NATOは、説明するまでも無いですが、北大西洋条約機構と訳され、東西冷戦の際に西ヨーロッパとアメリカ、カナダの間で結ばれた同盟です。
冷戦後は、対抗組織であったワルシャワ条約機構加盟国の東欧へも拡大し、グローバルな組織としての性格も持つようになりました。
日本とは、自衛隊と実務レベルでの提携や協力というのはありましたが、今回の政府代表部設置というのは、準加盟国に近い扱いとなるのでしょう。
NATOには、オーストラリアやシンガポールなども加盟させ、もっと大きくグローバル的な組織にするという構想があるようです。
日本政府の代表部設置というのも、その一環ですね。
ただ、日本の外交としてかなり大きなトピックのように思えますが、レガシーメディアはこういう動きは報道しませんな。
近年、日本はヨーロッパと連携する話が多くなっており、各国との2+2の会合があったり、最近では、イギリス海軍の揚陸艦アルビオンが北東アジアに展開していたりしますし、軍事演習の話題もちらほらとあります。
政治的な思惑や商業的なデモンストレーションという側面ももちろんあるんですが、太平洋と大西洋は意外と近い存在になってきた、と言えそうですね。
また、中国や北朝鮮に対するプレッシャーにもなりそうです。
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