今年に入り、北朝鮮の平昌オリンピックへの参加が急遽決まりましたね。
何でも北朝鮮側から韓国側への積極的な意思表示があったとか。
平時なら、平和の祭典ということでとてもいいことだとは思うんですけど、米朝の緊張が高まっている時期が時期だけに、色々と政治的駆け引きがありそうですな。
北朝鮮としてはミサイル開発の時間を稼ぎたい。
アメリカは技術的な目途が立ってしまう前に何とかしたい。
韓国は・・・左派政権だけに、傍目から見ると都合よく北朝鮮に使われているようにしか見えないですね。
昨日、板門店で北朝鮮と韓国の実務者会談が行われましたが、同時にカナダのバンクーバーでは北朝鮮問題に関する外相級会合が開かれ、北朝鮮に対する圧力の継続と中国ロシアが制裁履行を求めたのは、今の情勢を測る上で象徴的と言えるでしょうか。
韓国左派政権のかなりの配慮と、国際社会、特にかつての西側先進国の圧力。
この先、オリンピックを挟んでどうなるか注目したいところです。
しかし、どうも韓国がアメリカの空気を読み違えているようで気になりますね。
韓国はこの問題のメインプレーヤーとして振る舞おうとしているように見えますが、大陸弾道ミサイルの射程にアメリカの本土が入った時点から、北朝鮮とアメリカの2国間問題に近くなっているように見えます。
要は、韓国の意向にかかわらずトランプ大統領が自国への脅威を消す為に決断する、という可能性が高くなっている気がしますね。
北朝鮮に関するアメリカ国内の調査を見ても、それを後押しする世論が出来上がりつつありますし。
韓国が自国の交渉次第で問題を何とかできると思っているなら、アメリカが韓国の意見を汲んでくれると思っているなら、着地点を誤りそうな気がしてなんとも心配です。
もし、トランプ大統領が決断するならば、韓国に対する配慮は二の次になるでしょうから。
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