少し前に民主党代表選挙について触れましたが、蓮舫さんがちょっとゴタゴタしてますな。
二重国籍疑惑で。
最初は、政治家に対してよくある見え見えの揺さぶりかな、なんて思ってましたが、まさか真実味のある話だったとは。
なんでも、台湾は法律的に未成年での国籍離脱はできないそうで、蓮舫さんは国籍離脱の宣言をしたのが17歳だったとか。
これは選挙公報にも載ってる話で、年代的に整合性はあるのですが、蓮舫さん自身が国籍離脱の確認を台湾側に取れていない。
そうこうしている内に、今度は1997年の雑誌のキャプチャが出てきて、その文書には台湾籍と書いてあるわけです。
日本は二重国籍を許していない国なので、これでは突っ込まれますわな。
法的には、二重国籍者で国籍を選択しない者、もしくは相手側の国籍離脱がはっきりしていない者に対しては、国籍の剥奪も可能となっています。
実際に剥奪まで至ったケースはほぼ稀だとは思いますが。
一般人なら、その辺りはぶっちゃけ、なぁなぁでいいしほとんど問題も出ないんですが、国会議員は権力を与えられる公人ですから、その辺りは厳格であらねばならないわけです。
ま、一般人も脱法的節税やテロの対策等で、各国同士の情報交換が進んでいますから、数年の内に複数国籍は炙り出される予定となっていますがね。
それはともかく、ちょっと政治を志すには杜撰過ぎると言わざるを得ません。
これに絡み、現在進行形のこの話題で思うのは、ネットの隆盛によって過去の発言や行動が忘れられない世の中になったな、ということですね。
忘れられる権利というのが裁判で争われていますが、ネット上のデジタル空間では情報が保存され続けるまわけですな。
翻って、今までは、検証するには恐ろしいほどの時間と手間が掛かったことから、テレビや新聞で割と評論家などが言いたい放題、いや、言い捨て放題だった趣がありました。
その時々の批評や予測が、長期間の時間軸で見ると整合性が取れなかったり予測が大幅に外れていたりといった事もあったわけですが、誰も検証しないのでイメージだけで次の仕事が貰えるという状況だったわけです。
今後は、というかもう変わり始めてますが、そういう成績や整合性がしっかりチェックされる時代になるんでしょう。
円高進行の時にドル円50円時代を予測した某教授は今でもテレビに出ていますが、というか毎年毎年、日本破綻というような本を出していますが、こういう当たらない予測は嘲笑の対象にしかなりません。
政治家は、公人であるが故、以前からその傾向はありましたが、本や書籍といった現実にモノになったものでしか批判されませんでした。
昨今の政治家の経費関係の話も、まだ報告書などのモノによる批判です。
ただ、ネットでも参照できることや、拡散の早さで、すぐ突っ込まれるようになっていますがね。
政治家がネット上で発言するようになって、かなり経ちます。
今後は、政治家自身の発言が、ネット上の蓄積によって批判に晒される、つまりはネット上で切っ掛けから情報の提示、検証分析のすべてが完結する時代がやってくるんでしょうね。
凄い時代になったというか、政治家も芸能人も大変な時代になったなぁ(^^;)
と言っても一般市民としては、色々参画や発信できたりもするので、いい時代なのかもしれません。
政治家も、それに耐えられる一貫性を持った人が出てくるといいですね。
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