コンピュータ業界には、ムーアの法則と呼ばれる超有名なものがあります。
後にインテルの創業者のひとりとなるゴードン・ムーアが示した経験則で、当初は回路の集積が毎年2倍に、1975年以降は2年で2倍になるという予測でした。
これが概ね正しかったことから、コンピュータ業界では拡大解釈され、ざっと2年で性能が2倍になるという感じで、色んな意味で使われていましたね。
実感的にも、2000年代ぐらまでは、そんな感じのPCの性能の向上があったように思います。
2010年代も半ばに差し掛かると、そこまでの向上を感じられなくなりましたが。
ただ、それはあくまで体感の話ですから、本来の法則の意味とは違います。
前置きはともかくとして、そんな超が付くほど有名な法則を示したゴードン・ムーアが、3/24に亡くなりました。
どういう人か、よくは知らなかったんですが、亡くなったというのを聞いた時に、ひとつ時代が終わったんかな?という気がしましたね。
94歳という年齢ですから、もう経営から退いて長く、今の半導体業界に対して影響はほぼ無いんでしょうが、象徴としてそんなことを感じるのは、足跡が巨大だからでしょうか。
コンピューター業界、IT業界の端くれに居る者として、ご冥福をお祈りします。
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