米朝の第2回目の会談が決まりましたね。
朝鮮半島非核化へは、まだまだ長い道のりが待っていると思われますが、日本にとっては、少しでも前進するなら利があります。
どうなるか、会談の行方がきになりますね。
ところで、この会談には、ホスト国がなかなか見つからないという話もしばらく前にはあったようですが、結局はベトナムが引き受けたようですな。
ベトナムとしては、下の記事にあるように、背景には中国との対立があるようで、アメリカに近付いておこうというところでしょうか。
米朝再会談 ベトナム、開催を歓迎…対中けん制の思惑も
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190207-OYT1T50125/
南シナ海での対立は報道されなくなりましたが、今も続いていますからね。
また、中国にとっては、この1年で、マレーシアでの一路一帯の鉄道支援事業が中止になったほか、パキスタンやネパール、ミャンマーなどでダムの工事などが相次いで止まっており、対立するベトナムやタイ以外でも対外環境が厳しい状況となってきています。
元々、指摘されていたように、事業を支援して出来上がった後は中国が権益を得る条件になっているなど、中国有利の事業が多かったんですが、それが明らかになってきているわけですな。
解り易く言うと、札束外交の強欲さがはっきりしてきたと。
また、完了した事業でも、中国に対して融資を返済できない国が増えてきており、とても払える額ではないという国が多い為、いずれは債権放棄とリスケジュールになるのではないでしょうか。
しかし、思い起こせば、このベトナムの政権は北ベトナムの政権ですから、ほんの半世紀前に血みどろの戦いを繰り広げた両国が友好的に振る舞っているわけですから、外交の世界というのは、まさに生き馬の目を抜くという、容赦ない世界ですな。
国益というのは、時にダイナミックに外交態度を変えさせる。
もしかしたら、北朝鮮も、そんなタチの悪い国だった?と言える日が来るのかもしれません。
いや・・・あそこは一筋縄では行かんな・・・(^^;)
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