去る1/31に、兵庫城の発掘調査の現地説明会がありました。
その資料は下で見ることができます。
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/folk/estate/hyougotu62-3.html.pdf
いよいよ、発掘調査の本丸たる城の遺構がメインということで、今回は資料に飽き足らず、頑張って現地まで行ってきました。
時間の都合で、説明を聞くことはできませんでしたが。
今回の発掘では、城の二重の堀が検出された事がメインです。
多分、これは元禄期の絵図にもあることから、予定通り。
ただ、本丸への虎口が絵図と違って2ヶ所あったことと、馬出のような感じだった二ノ丸が帯郭のような形である可能性が出てきた事が、新たな発見ですね。
元禄図は、城から行政施設の意味合いが濃い陣屋になってから、かなり経って描かれたものですから、当然のことながら、形が初期から変わっている可能性も高いわけです。
特に二ノ丸や内堀は、東から北に掛けて半周していたとすれば、かなり役割が違い、より軍事的性格が強い場所となりますね。
ただ、その先が運河で無くなっているだけに、検証のしようがないとは思いますが・・・
現地での写真はこんな感じ。
これは、良好な感じで100m以上も残っていた外堀の南側の基部。
戦国期らしい野面積で武骨です。
これは二ノ丸から内堀と奥の本丸。
右手奥には二ノ丸から本丸への土橋の石垣が見えますね。
説明会の日はとてもとても寒い日だったんですが、思いのほか、人が多く来てました。
バスや地下鉄で行かないと行きにくい場所なんですが、予想以上の注目度だったようです。
いや~、なかなか侮れない!
参考:
兵庫城
地図付きはこちら
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