衆参で少数与党になってはいますが、自民党の総裁が首相に最も近いのは確かですから、次の総裁が政権の軸になってくるのは間違いないと思われます。
この総裁選に立候補したのは5人。
メディアの解説や世論調査を考えると、小泉さんと高市さんが有力のようです。
あくまで個人的なイメージですが、ざっと並べてみると下のような感じでしょうか。
・小泉さん・・・現政権の政策を継承。本人の色は控えめだが、リベラルかつ新自由主義的。
・小林さん・・・保守派。安全保障政策と財政に造詣が深い。
・高市さん・・・保守派。最も現政権とは政策的な色が違う。本人の能力はとても優秀。
・林さん・・・現政権の政策を継承。安定感はあるが親中的。岸田派がバックアップか。
・茂木さん・・・本人の能力はとても優秀。年齢的にラストチャンスか。
自分は自民党員ではないので、外から見ている立場ですが、取り敢えず小泉さんと林さんについては、党を立て直す気があるのか?とは感じます。
僅か1年で支持率を失って退陣する政権の政策を継承と言ってますからね。
不人気政権の延長戦をしてどうすんの?というのが率直な感想。
政策としても、対米交渉が進んだとは言え、問題点も出て来てますし、内政的にはこれといった成果の無かった石破政権ですから。
それにプラスして、何かを乗せられるような期待感も、両氏には無いですしね。
当然の話ですが、石破首相は閣僚であった両氏に期待しているようですし、両氏も閣僚としての立場もあるので、180°の転換とはいかないでしょうが、それにしても・・・というのは思ってしまいます。
あと、各陣容を見渡して思うんですが、小泉陣営には、加藤さん、河野さん、野田さんといった総裁選の敗退者が多いのも気になりますね。
勝ち馬に乗りたい心情が働いているんでしょうか。
良い言い方をすれば、チームとしての安定感とも言えますが、トランプ大統領を筆頭に習近平国家主席、プーチン大統領、南北朝鮮の元首といったアクの濃い面々と、首相として伍していけるのかと言えば、不安しかありません。
いや、絶望と言ってもいいかも。
2世かつ甘いマスクのリベラルという共通項から、トランプ大統領に歯牙にも掛けられなかったカナダのトルドー元首相が連想されます。
何より、小泉構文がネット上で無能のネタとして散々に扱われている人を首相にするのは、一国民として勘弁してくれという気持ちが強いですね。
なんか最後は愚痴っぽい感じですが、総裁選がどうなっていくのか、かなり心配です。
0 件のコメント:
コメントを投稿