2025年12月8日月曜日

鉄馬

先日、こんなリリースが出ました。
 
 
タイムスケジュールとしては、2027年にライディングシミュレーターを完成させ、次回2030年の万博であるリヤド万博でモビリティとして採用されることを目指し、2035年の製品化を目指すとなっています。
Kawasakiの本気を見た!
モーターショーなんかで出展されたコンセプトモデルが、後に製品化されるというのは割とよくある話ですが、コルレオは、コンセプトモデルと言うには現実から遠すぎる存在ですよね。
4輪ならぬ4脚で走るモビリティなんて、実際に動くようにするだけで、ハードルがどれだけあるか想像すらつきません。
しかも、人を乗せて乗り心地や安全性を確保しなければならないモビリティとして成立させるとなると、もはや完成するのかしないのかすら判断できない未来の乗り物カテゴリー。
まぁ2035年も未来には違いないんですが、そんな近未来に出来上がるんか?という感じです。
その壁をKawasakiが越えてくるのか?
とてもとても期待したいですね。
バイクを鉄の馬に喩えて鉄馬という表現をすることがありますが、これぞリアルに鉄馬。
Kawasakiには頑張って欲しいですが、その頃まで運転に耐えられるよう、こちらも負けずに体をケアしないといけないですね。
 

2025年12月3日水曜日

東信群馬埼玉ツーリング その11

前回のあらすじ
 
北関東の城は、なんかどれもこれも大きいのは気のせい?
鉢形城デカすぎ!
 
鉢形城を後にする頃には、ほぼ日没の時刻となっていました。
ここから荒川に沿うように、国道140号線と国道17号線を辿って行田へと向かいます。
行田に着く頃には、すっかりと暮れていました。
ホテルにチェックインして風呂に入って汗を流し、夕食を探しがてら夜の忍城へ。
模擬天守とは言え、なかなかライトアップが映えますな。
 
 
翌朝、少し早起きして、忍城へ再び登城。
そして、模擬天守の昼の姿を拝みます。
 
 
昼の姿もまた良し。
まだ模擬天守の開く時間ではなかったのが残念でしたが、堀と橋と城門、そして模擬天守という姿が、模擬とは言え、なかなか様になっています。
天守すぐ横にある東門も良き。
 
 
内部に入ると、本丸跡には行田市郷土博物館が建っていました。
 
 
この本丸跡には、庭のような場所もあります。
 
 
近代的に整備されていますが、そこはかと無く城跡の雰囲気が感じられますね。
鐘楼も残っています。
 
 
次いで、藩校だった進修館の表門。
 


忍城の説明板も、もちろんあります。
 
 
そして、現代地図と比較できる縄張図。
忍城で一番大事なのは、この縄張図かもしれませんね。
水に浮いたような縄張図を見れば、水攻めの決断も頷けます。
 
 
ただ残念なのは、この水攻めの契機となった、城を取り囲む沼沢がほとんど埋め立てられていることでしょうか。
水城公園にその雰囲気は残されています。
 
 
当時は水城公園よりも相当に沼沢が広かったので、もし残っていたら、水攻めを連想させる壮観な景色になっていたはず。
城好きとしては、その姿も見てみたかったですね。
市街の中心部に沼沢があれば、そりゃ埋め立てて市街地にしてしまうでしょっていう地元の方の判断も理解できるだけに、もどかしいですが。
 
忍城を出た後は、県名の由来となった埼玉古墳群にも寄りたかったのですが、時間の関係で諦め、次に向かうのは風流な名前の菖蒲城。
菖蒲への一番分かりやすい道は、国道125号線なんでしょうが、1本南の県道128号線で関東平野の雰囲気を味わいながら東へ進んで行きます。
途中、月曜の朝一からファミリーカーがバンバン入って行くむさしの村に何事かとビックリしながら、国道122号線を経由して菖蒲城へ。
菖蒲城は、鎌倉から古河へと移った古河公方足利成氏が城を築かせ、完成が菖蒲の節句の5月5日であったことから、菖蒲城という名前になったといわれています。
時代的には、関東の戦国時代の幕開けとなった享徳の乱勃発の翌々年で、非常にきな臭い年ではあるんですが、名前だけは本当に風流ですね。
城自体は北条氏滅亡後に廃城となり、江戸時代は栢間陣屋が置かれていたということなので、遺構らしい遺構というのは残っていませんでした。
菖蒲城の江戸時代の流れともいえる陣屋の表門が、道路沿いすぐのところにあり、僅かに城跡の雰囲気を漂わせています。
 
 
その横に藩主だった内藤氏の説明板。
 
 
内部には城址碑が建てられていました。
 
 
城内は、名前にちなみ、今は一面のあやめ園になっています。
 
 
あやめ園もそうですが、城跡の外側も一面畑地という中にある城跡で、平野部が続く関東平野らしい城跡かもしれませんね。
 
つづく
 
参考:
 

2025年11月27日木曜日

日本版DOGE

先日の財務大臣の記者会見で、片山大臣から日本版DOGEについての言及がありました。
 
 
この中の後半の質疑応答部分ですが、XやSNSで国民の意見を集めて政策に反映しようという方向のようです。
米国版DOGEが、トップダウンの中央集権的な運営方法だったのに対し、日本版DOGEは、政治家+半ボトムアップ型の体制というところでしょうか。
この前の記事で沈黙の艦隊の話を出しましたが、その中の世界情報サミットの世界が、いよいよ現実の世界で形になろうとしてるんだなと、そういう感想を強くしました。
ちょっとポピュリズムの危険性はあると思いますが、有権者も、自分の意見が多少なりとも政策に反映されると考えれば、政治への興味を強くするんではないでしょうか。
そして、近視眼的な意見がどんな結果を生むかという責任も。
色々と問題は出てくるとは思いますし、結果的に授業料を払ったなということも出てくるとは思いますが、国民主権の民主主義国家としては、凄くいいことだと思いますね。
この先、どう転ぶか、良くも悪くも楽しみです。
 

2025年11月22日土曜日

お米の存在感

令和7年産の新米が出る頃となりましたが、お米の価格が下がりませんね。
元々新米は前年産よりも高値で出るんですが、今年は新米の値段が高すぎて、売れ行きがかなり悪いとのこと。
米問屋の倉庫も新米が出ないために空きが作れず、新米を入庫できていないようです。
 
 
 
 
何やら、実需が減るほど高騰が続き、どこかが耐え切れずに投げ売りを始めて、バブルが崩壊する寸前にも見えますね。
鈴木農水大臣が、価格は市場に任せると言うのも、このような需給が数字として見えていて、判断に影響しているのは間違いないんでしょう。
 
しかし、かつては米以外の主食は考えられないなんて時代がありましたが、ネット上のコメントを見ると、パンや麺類に主食が移行しているようですね。
隔世の感があります。
よく「産業の米」なんて喩えられ方もしますが、何十年も経つと、必需品という意味での「〇〇の米」という感覚が、もしかしたら失われているかもしれませんね。
そんな米と移行先ですが、データで見ると面白い答えがあるようです。
 
 
パンに移行したというコメントは結構見るんですが、パンは微増程度で、実際に大きく移行した先は麺類。
そして上の記事には、ヨーグルトの増加が大きいことが示されています。
つまり、朝食が和食から洋食に変化していると。
意外な品目が出てきて、なかなか面白い。
さらには、朝食や昼食で米食を抑えつつも、夕食は米食というこだわりも見え隠れします。
これも、日本人にとっての、今のお米の存在感というものが見えて、面白い結果ですね。
 

2025年11月13日木曜日

午前3時 その2

引き続き、高市首相の午前3時の勉強会の話をば。
午前3時の勉強会について質問を受けた際、高市首相はこんなことも言ってました。
「衆院宿舎のホームFAX、10枚ぐらいで紙がガーッと詰まるやつ」
もっと良いやつを設置してやれよぅ・・・
議員宿舎なんですから、家庭用ではなく、業務用の安定稼働するFAXを置いてあげてください。
ただ、業務用FAXというのも、脱紙業務、ペーパーレス化という流れもあって、今は選択肢が少なくなりつつありますね。
かつて業務用FAXを製造していたメーカーの内、パナソニック、NEC、リコー、京セラ(ミタ)といったところが、すでに生産を終了しました。
なので、買い替えたくても、物も無ければサポートも切られるという状況が出てきており、調達に工夫が必要だったりします。
まだ現在も生産しているのは、キヤノンとかエプソンとか、あとは家庭用やSOHO向けで存在感を出していたブラザーとかが粘っています。
それでも、純正のファックス単体機能の機器というのは無くて、コピー機能やスキャン機能が付いている場合がほとんどです。
と言うか、プリンターにFAXが付いている、という形ですね。
あと、卓上機ではなく、大型コピー機にFAXが付いて複合機になっていたりします。
こちらもコピーだけではなく、プリンターとして印刷したり、FAXとして使ったりという感じですが、FAX自体が減っている今、大型複合機での運用が増えているんではないでしょうか。
そんな中、FAXの業務をお客さんの絡みもあってやめられないけどデータとしても残しておきたい、という要望がありまして、色々と探した結果、富士フイルムの複合機を利用してデータ化したことがありした。
それについて、備忘録的な感じで少しだけ。
まずは、複合機に届いたFAXをSAMBAを使ってファイルサーバーに保存をする設定をします。
保存は、プール用と保存用フォルダの2ヶ所に。
ここまではどこのメーカーでも多分同じだと思いますが、富士フイルムの場合は、富士フイルムのDocuWorksという形式で保存できるのがミソ。
DocuWorksはビューアーがバッチ起動できて、印刷ジョブを飛ばせるんですよね。
なので、ファイルサーバーに30分間隔などでバッチ起動のタスクを設定しておき、プール用に溜まったFAXデータを印刷するようにしておく。
同時に、プール用フォルダのファイル削除も仕込んでおきます。
一方で、PCにインストールしたDocuWorksトレイに、新着プール用フォルダに保存されたFAXが表示されるので、PCに取り込んでファイル上で受信スタンプを押すなどといった編集し、FAX業務を処理することも可能。
従来の方法でFAX業務をしたい人も、PC上ですべてを済ませたい人も、どちらにも対応可能なハイブリット運用が可能というわけですね。
ペーパーレス化したいが、混乱の懸念があるので緩やかに進めたいという時に使えます。
また、紙が必要な現場と事務所が離れている場合とか、FAX回線の場所に縛られず小さな卓上プリンターを好きな場所に置いて出せますので、これもなかなか便利ですね。
 

2025年11月9日日曜日

午前3時 その1

首相が午前3時に勉強会を行ったことが話題になっていますね。
そして、国会質問で首相の周辺職員の勤務時間への影響を突っ込んだ党が、事前通告が遅くなりがちな党だったというのも明らかとなり、質問者への盛大なブーメランとなったのも面白いところです笑
よく練られた上質な喜劇を見ているようですね。
国会にそれは求めて無いんですが・・・
 
それはともかくとして、午前3時に仕事を始めるとは、夜型の自分から見ると、なかなかにハードルが高い。
この猛烈なハードワークで思い出したのが、早雲寺殿廿一箇条。
北条早雲こと伊勢新九郎盛時が制定した心得兼分国法ですが、この2条に早起きが記されています。
午前4時の寅の刻には起床し、明け六ツである午前6時には出仕しなさいとあり、夜は五ツである午後8時には寝るように心がけよと。
最初にこれを見た時には、毎日4時起きなんてハード過ぎると思ったものですが、午後8時就寝というのを考えると、かなり朝シフトなだけなんですよね。
睡眠時間はたっぷりで、実はQOLが高い。
当時の燈明は荏胡麻油の時代で、まだまだ生産量も少なく高価ですから、質素倹約が生活信条だった盛時は、光熱費の節約を促すという面もあったようです。
夏ならば、ちょうど日の出から日の入りの時間ですしね。
欧米で導入されているサマータイムの趣旨に通じるものがあります。
無駄が無く合理的。
ただ、冬の午前4時は、布団が強烈な魅力を持つ時間ですが笑
今回の首相の働きぶりを見て、久々に思い出しました。
ハードワークもいいですが、国家のトップが倒れるのも都合が悪いですから、体調管理をしっかりして、今後も頑張って欲しいものですね。
 

2025年11月3日月曜日

あ行

アサヒ。
アスクル。
近々でランサム攻撃を受けた大きな企業です。
障害がかなり長引いていますので、どういう対応を行っているのかは不明ですが、どちらも身代金を払う事なく、システム再建を行っているのではないでしょうか。
アスクルへの攻撃が明らかになった後、ネット上では、日本の企業が、あ行から順番に選ばれているんじゃないかという噂が立ちました。
4月には近鉄エクスプレスがランサムウェアの攻撃に遭っていますし、攻撃集団もロシア系とは言いつつも違う集団ですから、もちろん与太話の類ではあるんですが、確実に日本企業がサイバー攻撃を受ける数も増えてきていますね。
アサヒやアスクルは、日々の生産や出荷が非常に重要となる事業をしており、その影響の大きさ故に狙われたのかも知れません。
また、近年は生産や出荷、財務など、情報を一元化する動きが盛んで、一部のシステム障害が企業のあらゆる業務に波及するようになっています。
サイバー攻撃ではないものの、先年のグリコのシステム障害も、色んな業務に影響が出たという障害範囲で考えると、一元化の弱点という本質的な意味では、同じでしょうね。
自分の周りという小さな範囲でも、一元化を進めようという話は耳に入るので、世間全体での機運は高まっているように感じます。
企業としての決断や分析が早くなるのは、一元化の効能としてもちろんあるんですが、利便性とセキュリティはトレードオフ。
そして、セキュリティはいたちごっこなんですよね。
とすると、今後も大規模障害が発生する企業は無くならないんでしょうな。
 

2025年10月25日土曜日

世界情報サミット

タイトルとは全然違うんですが、自民党の広報が鈴木議員になってから、ぶら下がりなどの取材が全文公表になっています。
いい仕事してますね。
好評ですし。
これは個人的には、昔からやればいいのにと思っていたことです。
捻じ曲げて伝えられたりするんであれば、もう取材のやり取りの全文を出してしまえばいいのに、と。
ニュースや記事を見る側にとっても、どういう発言をしたか、どういうニュアンスだったか、という確認が凄く楽になりますしね。
歴史好きの人なら解ると思いますが、歴史の資料や文献では、本人が書いたとか同時代の史料といった1次史料が、非常に価値の高いものとして扱われ、時代が下った後に書かれた文献などとは雲泥の差があります。
取材の全文というのは、この1次史料にあたるでしょう。
非常に価値が高い。
これを誰でも確認できる形にしているというのは、マスコミを経由した2次情報ばかりだった時代に比べ、非常に健全な情報環境の向上と言えます。
任天堂ダイレクトやトヨタイムズなど、メディアを経由せず、より積極的に自ら発信して行こうという動きはかなり前からありますが、SNSの活用も飛び越え、そのまんま素材を出すというのは、政治の世界の情報発信も、来るところまで来たなという感がありますね。
恐らく、AIでの記事起こしの機能を使って工数を削減していると思われますが、技術の進展が良い方向に影響しています。
 
で、タイトルについて。
ちょうど今、映画もあって懐かしくなり、沈黙の艦隊を読み返しているんですが、独立国やまとを名乗った潜水艦にデレビクルー5人が乗り込み、世界情報サミットを開くという場面があります。
その中でACNのデミル社長が言うセリフに、「世界中の情報がいかなる制約も受けず世界中の人々に届く時代が来る」というのがあり、非常に示唆に富んでるな、と。
沈黙の艦隊の連載は、1988年から1996年までで、連載後半は、日本でのインターネット黎明期にあたります。
まだまだ静的で容量の少ないコンテンツばかりの時代でしたが、それが動画をそのまんまバンバン流せる時代になり、まさに誰でも制約を受けずに届く時代が来たんだなという感想を持ちました。
時代はもう、個人が直接的に政治的な発言をしていく時代になっていますが、1次ソースにアクセスしやすくなることで、さらに深化して行くんでしょうね。
 

2025年10月20日月曜日

連立合意

今日、自民党と日本維新の会が、連立政権の樹立に合意しました。
これで、日本初の女性首相として、高市さんが就任することが確実になりましたね。
女性首相だけではなく、四半世紀以上も続いてきた自民党と公明党の連立政権が解消され、新たな連立政権の誕生となるわけですから、日本の政治史において、かなり歴史的な転換点となりました。
この空気感を記憶しておかなくては!
今後、高市さんには、当然のことながら、初の女性首相という冠が付いて回ることになるとは思いますが、個人的には女性初が高市さんで良かったと思っています。
フェミニストの方々は、強制的にでも男女比率を5:5にするべきだと言うし、女性枠を設定するのは逆差別だという意見もあるし、ジェンダーに関しては、なかなか誰もが納得する施策は無いわけですが、実力でガラスの天井を突き破って首相になる女性であればこそ、そういう雑音を封殺できると思うんですよね。
そして、実力があれば女性でもトップに立てるという前例にもなる。
次に続く人にとっても、あれは配慮があったんじゃないかというような雑音が少なくなるはずで、良いことだと思うんですよね。
ただ、前々々回にも書きましたが、フェミニストの界隈では、やはりフェミニズム重視の女性が初となるべきという論があるようで、保守的指向の強い高市さんは、歓迎されていないようです。
結局のところ、女はフェミニズムやリベラルであるべきという、ジェンダーロールの一種にも見えてしまうんですがね。
その辺りの二重基準はあまり重要視されないようで・・・
兎にも角にも、女性初の首相の誕生となります。
初というだけで、なんだか少し明るい気分になるのは、初物好きな日本人の遺伝子によるものなのかもしれませんが、色々と精力的に進めてくれそうなんで、期待したいですね。
 

2025年10月14日火曜日

万博閉幕

最初はネガティブな報道も多かった万博ですが、なんだかんだ盛り上がって閉幕しましたね。
興味がある人と無い人、大阪から近い人と遠い人で、かなり温度差があったように感じますが、経験しておいて損は無いイベントでした。
何より意義があったのは、来客が関西中心で、関東圏の人口をあてにせず、これだけの大きなイベントを成功させたことでしょう。
関西圏からの入場者数が、総入場者数の2/3を占めてましたからね。
関西の経済界にとっても、成功体験になったはずです。
かく言う自分も、1回だけですが、行ってきました。
入場すると正面に見えてくるのが大屋根リング。
流石に木造でこれだけの規模となると、圧倒されますね。
そして、お目当ての・・・
 
 
ガンダム!
世代なもんで笑
パビリオンの予約が難しいこともあって、大屋根リングとガンダムを見れば、目的の半分以上は達成したようなもの。
しかししかし、幸運なことに第5希望で未来の都市パビリオンが予約できたので、色々な企業の未来展示も見ることができました。
ここも見たかったパビリオンだったので、自分的にはかなりラッキーでしたね。
中でも注目は、Kawasakiの馬的乗り物。
 
 
本当にこんなのに乗れる未来は来るんでしょうか?
その頃にはこの世にいない気もしますが笑
後ろからはこんな感じ。
 
 
ちゃんと鐙のようなステップや、メーターもありました。
こちらから見ると、ちゃんとバイク的でしたね。
 
未来の都市パビリオンを出ると、ちょうど花火の直前の時間になっていて、西ゲート前で花火を見ることができました。
みんな大屋根リングに登っているのか、人も多くない状況で、ゆったりと見ることができてラッキー。
そして、花火終了後にそのままお土産屋に行くと、みんな花火を見に行っているタイミングだったので、並ぶことなく入店できました。
かなり良い流れです。
そして・・・
 
 
ガンダム!
世代なもんで笑
目が光り、胸の排気口から湯気も出ていて、夜は夜で昼とは違った迫力がありましたね。
なんだかんだ、雰囲気を楽しむことができて、良い1日を過ごすことができました。
最後に、大屋根リングの夜景。
 
 
夜の景色では、その壮大さがよく解りますね。
人は多かったけど、人混み嫌いの自分でも空気を楽しめた良いイベントでした!
 

2025年10月10日金曜日

連立離脱

最近は、政治の状況の変化が凄いですね。
自民党史上初の女性総裁誕生に続いて、公明党の連立政権離脱となりました。
報道によると、連立期間は26年にも及ぶそうですから、なかなかの歴史的転換点ですね。
その離脱の要因としては、最終的には不記載問題と企業献金などがネックになったようです。
とは言え。
萩生田さんは秘書が起訴されているから別格としても、公明党の斎藤代表も不記載をしていた過去があり、あまり人の事を言えないような気もしますが。
 
 
自民党の不記載問題が発覚してすぐというタイミングでもないですし、離脱が既定路線だったんでしょうかね。
今というタイミングや会談での強硬さは、なんかしっくりきませんが。
それと、コメントの中で斎藤代表は、「保守中道」と公明党を自ら定義していましたが、外から見る限り、どう考えても左派でしょう、と。
少なく見積もって中道左派、世界的に見れば確実に左派ですよね。
この辺りが、中道右派を中心とする自民党の支持層と相容れない部分があり、公明党が嫌いだから自民党支持をやめた、という層が一定数います。
公明党は公明党で、動員力が年々衰えているとは言え、小選挙区ごとに1.5~2万の票が期待できると言われていますから、当落線上の自民党議員にとっては大きい。
ですが、選挙区調整で26年も候補を擁立していない小選挙区もあるわけですから、地盤も何も無くなってそうで、公明党は小選挙区は厳しい所が多そうですね。
兎にも角にも、離脱は決定されたわけですから、今後どうなっていくか、見逃せません。
首相選出に関しては、立憲民主党が政権交代を狙って声を掛け回っていますが、こちらは政策が二の次。
まさに野合の様相ですね。
一方の維新、国民民主は、高市さんに政策が近い部分も多く、連立の枠組みに入るかは別として、政策協定程度は結べそうです。
参政も、やや距離を置いてはいますが、近い政策もあり、こちらも是々非々で協力できそう。
面白いのは、れいわも積極財政で協力できそうなところですね。
今までの枠組みが、大きく動きそうです。
 

2025年10月5日日曜日

自民党高市新総裁誕生

自民党の総裁選で、高市新総裁が選出されました。
決選投票を経ての当選となりましたが、今回は議員票での逆転も起きないどころか、議員票でも高市氏が優勢で、結果的には高市氏の圧勝でしたね。
長期政権であった故安倍総裁がそうであったように、決選投票での議員票で逆転することもあり、決してそれが悪いと思わないですが、前回の石破総裁が、そのパターンで支持率が低空飛行したため、2回連続でそれが起こると、いよいよ党員離れに拍車が掛かりそうだなと思っていました。
それが避けられたのは、自民党にとっては良かったんではないでしょうか。
それと、マスメディアの情報収集能力の低下。
各メディアがあれほど小泉優勢を伝えていたのに、全くの大はずしですからね。
アメリカの大統領選挙や兵庫県知事選挙と同様、旧来の情報筋が全くアテにならないことが露呈してしまいました。
選挙結果も、どんどんネット世論に近付いているように感じます。
マスメディアも、これだけ毎回乖離が激しくなると、情報収集に頭を悩ませていることでしょうし、いい加減学習しないと、報道機関として終わるかもしれません。
 
さて、総裁選を数字的に見てみると、1回目の投票では、党員票で高市さんが119票、小泉さんが84票と大きな差が開いている一方で、議員票の小泉さん80票、高市さん64票との差が明瞭です。
これが一般党員と議員との空気の差なんでしょうね。
ただ、これが決選投票になると、党員票が36票対11票と比率が開き、議員票でも高市さん149票対小泉さん145票と、僅差ながら高市さんが上回りました。
麻生さんの戦略も取り沙汰されていますが、党員票の差を見た議員が高市さんに投票したという、選挙の原点に立ち返った動きが大きかったように思います。
2度も党員票を無視するような形になれば、議員自身の当落にも影響しますからね。
その党員票、詳細に見ると、色々面白い。
自民党から得票数が発表されていますが、地方によってかなり色が出ているんですよね。
各議員の地元が強いのは当たり前として、小泉さんは東北地方と南の鹿児島、沖縄が支持、高市さんは北海道、関東、北陸、関西、四国、九州北部東部が支持、林さんは地元を中心に中国地方が支持しています。
九州だけが、3者で割れて票数の差も少ないですが、これだけ地方ごとに色が変わるとは思っていませんでした。
あとは高市さんの都市部での強さ。
宮城、東京、石川、愛知、大阪、愛媛、福岡という各地方の中心都府県をきっちりと押さえており、特に票数が多い東名でダブルスコアに近く、阪ではトリプルスコアという圧倒的強さでした。
一方の小泉さんは、東北地方は宮城以外でトップでしたが、そこでも高市さんと僅差でしたから、党員票は全然固められていなかったと言えるでしょうね。
 
さて、これで自民党初の女性総裁が誕生し、日本初の女性首相の誕生の可能性が高まったわけですが、これについての反応で明暗を分けた2人が・・・
辻元清美議員が、「ガラスの天井をひとつ破りましたね」と称賛した一方で、福島瑞穂議員は、「女性なら誰でもいいというわけではないということの見本」と激怒しました。
男女平等という視点では、辻元議員があるべき姿で、男女平等と政治的スタンスは別の問題なんですよね。
色んな政治信条を持った男性も女性もいていいはずで、その誰もが等しく権利を得られるというのが本当の平等。
都合の良い主張をする人だけが出世や評価されるべきというのは、逆差別です。
あくまで総裁選のおまけの事ですが、フェミニズムへの支持がそれほど広まっていないことを象徴する反応でしたね。
 

2025年9月28日日曜日

ステマ

自民党の総裁選が、思わぬ方向に進んでいますね。
小泉進次郎陣営がニコニコ動画で自作自演をしていたことを、文春が露わにしました。
いわゆるステルスマーケティング、略してステマと呼ばれる行為ですね。
そして、小泉家とその国家老とも称される牧島家との関係も、広く知られることになりました。
政治の世界は、武士の世界に通じるものがあるなぁなんて思いを改めて持ったんですが、義理と人情とやせ我慢なんて言葉があるように、武士よりも任侠道がその本質により近いのかも知れません。
ステマについては、2023年以降、商品や役務を提供している企業がやると景品表示法違反になるんですが、政治活動では法律違反にはなりません。
ただ、商品じゃないからと言って、同じ行為が倫理的に問題ないかと言えば、当然ながら真っ黒。
自分は、ニコニコ動画を見てはいないんですが、「顔が変わった」とか「エセ保守に負けるな」というような言葉は、他のSNSでも見かけました。
まぁ、ネット界で斜陽になりつつあるニコニコ動画だけでステマを実行してたなんてことは、効率を考えても無いわけで、証拠はありませんが、他のSNSでもやってたのは間違いないでしょう。
小泉陣営では、あっさりと事実を認めて、牧島かれん議員の広報班長辞任という形で落とし所としたいようですが、これはもっと深刻な問題だと思うんですよね。
選挙において、いわゆるステマを行うというのは、公明正大に投票を行わなければならないという建前を持つ民主主義に対しての、挑戦と言えるほど深刻な問題ではあるんですが、それに対する批判や解説は偉い人がすることでしょうから、横に置きます。
自分が1つ感じたのは、これに対する反応が鈍いオールドメディアの深刻さ。
オールドメディアも、かつては、というか今もしたいと考えているかも知れませんが、そういうブームを作り出す、批判的な空気を作り出すということをしてきたので、ステマに対しては業界として感受性が低いのかな、と。
なんか苦笑ぐらいの感じの報道に見えるのは、気のせいでしょうか。
これが、メディアの気に入らない候補だったら、鬼の首でも取ったみたいに騒ぎそうなんですがね。
この辺り、メディアの世論に対する傲慢さとして、もっと深刻に考えないといけない事のように思います。
2つ目に感じたのが、小泉進次郎議員自身に関する未来に対する深刻さ。
勝つか負けるかは分かりませんが、このまま総裁選を続けてどちらの結果になっても、明るい話にならないんですよね。
総裁選で勝った場合は、当然ながら工作があった選挙が公正だったのかという議論になりますし、その先の首班指名や来たるべき衆議院選挙でも、かならずステマは論点になります。
野党は喜々として攻めるでしょう。
それに耐えられるだけの弁舌力や図太さ、臨機応変さといった資質があるのかどうか、非常に疑問ですね。
また、負けたにしても、工作をした、しかも自陣営の持ち上げだけではなく特定候補のネガティブキャンペーンを行っていたというのは、次回以降の総裁選に重大な影響を与えるのではないかと思います。
またやってるんちゃうの?という目でこの先も見られ続けますからね。
さらに、民族的文化的に、日本人はネガティブキャンペーンが嫌いというのもあります。
他国の選挙では、ネガティブキャンペーンが常識だったりしますし、日常のCMなどでも競合製品との比較やネガティブキャンペーンというのはありますが、日本には馴染まない。
これが、正々堂々ならともかく、裏で隠れてやってたなんて、割とクリーンなイメージがあった小泉議員には、致命的なことのように思えます。
そもそも、4代に渡って政治家をやってる家に、しがらみやコネクションが無いなんてことはまず無いんですが笑
いずれにしても、近々では良い話になりそうにはない。
目の前の小さな利得を捨て、勇気を持って撤退し、禊を済ます方が、先々を考えると本人のためのような気がします。
でも、これだけ神奈川を中心とした議員に支持を明確にされてたら止まるのも難しいし、そのまま走り続けるんやろなぁ
 

2025年9月23日火曜日

2025自民党総裁選告示

自民党の総裁選が告示されました。
衆参で少数与党になってはいますが、自民党の総裁が首相に最も近いのは確かですから、次の総裁が政権の軸になってくるのは間違いないと思われます。
この総裁選に立候補したのは5人。
メディアの解説や世論調査を考えると、小泉さんと高市さんが有力のようです。
あくまで個人的なイメージですが、ざっと並べてみると下のような感じでしょうか。
 
 ・小泉さん・・・現政権の政策を継承。本人の色は控えめだが、リベラルかつ新自由主義的。
 ・小林さん・・・保守派。安全保障政策と財政に造詣が深い。
 ・高市さん・・・保守派。最も現政権とは政策的な色が違う。本人の能力はとても優秀。
 ・林さん・・・現政権の政策を継承。安定感はあるが親中的。岸田派がバックアップか。
 ・茂木さん・・・本人の能力はとても優秀。年齢的にラストチャンスか。
 
自分は自民党員ではないので、外から見ている立場ですが、取り敢えず小泉さんと林さんについては、党を立て直す気があるのか?とは感じます。
僅か1年で支持率を失って退陣する政権の政策を継承と言ってますからね。
不人気政権の延長戦をしてどうすんの?というのが率直な感想。
政策としても、対米交渉が進んだとは言え、問題点も出て来てますし、内政的にはこれといった成果の無かった石破政権ですから。
それにプラスして、何かを乗せられるような期待感も、両氏には無いですしね。
当然の話ですが、石破首相は閣僚であった両氏に期待しているようですし、両氏も閣僚としての立場もあるので、180°の転換とはいかないでしょうが、それにしても・・・というのは思ってしまいます。
あと、各陣容を見渡して思うんですが、小泉陣営には、加藤さん、河野さん、野田さんといった総裁選の敗退者が多いのも気になりますね。
勝ち馬に乗りたい心情が働いているんでしょうか。
良い言い方をすれば、チームとしての安定感とも言えますが、トランプ大統領を筆頭に習近平国家主席、プーチン大統領、南北朝鮮の元首といったアクの濃い面々と、首相として伍していけるのかと言えば、不安しかありません。
いや、絶望と言ってもいいかも。
2世かつ甘いマスクのリベラルという共通項から、トランプ大統領に歯牙にも掛けられなかったカナダのトルドー元首相が連想されます。
何より、小泉構文がネット上で無能のネタとして散々に扱われている人を首相にするのは、一国民として勘弁してくれという気持ちが強いですね。
なんか最後は愚痴っぽい感じですが、総裁選がどうなっていくのか、かなり心配です。
 

2025年9月17日水曜日

サイトのリニューアル 沖縄の全スポット終了

サイトのリニューアルですが、沖縄県で訪問した全スポットの作成が完了しました。
 
 
沖縄県では、お城が1城、史跡が2ヶ所、自然が1ヶ所、資料館が1館、道路が1本、合計6スポットです。
沖縄県を訪れた回数は1回しかないですし、僅かに2泊3日でしたから、スポット数は少ないですし、沖縄本島の南部に集中していますね。
沖縄となると、関西から気軽に行くというわけにはいかないので、まとまった連休が必要になりますし、じっくりと観光して回るというのは、現状ではちょっと難しい。
難しいんですが、琉球様式のお城もあちこちと巡ってみたいですし、離島めぐりもしてみたいので、なんとか頑張って休みを確保したいですね。
次に訪れることができるのはいつになるのか、自分でも少し楽しみです。
さぁ、最南端の県が終わりました。
最北端の北海道を進めつつ、九州上陸で鹿児島へと進んで行きましょう。
 

2025年9月12日金曜日

トップニュースの行方

トップニュースという単語があります。
意味はそのまま、注目度が一番高いニュースのこと。
このトップニュース、9/7に阪神タイガースが優勝を決めたことから、翌日のニュースではちょっと面白い現象が見られましたね。
何故かと言うと、石破首相の退任発表が被ったから。
ニュースの大きさで言えば、自国の政治トップの退任ですから、石破首相退任のニュースの方が大きいのは自明です。
ですので、全国系のニュースでは、同日に発表された石破首相退任のニュースが当たり前のようにトップでした。
しかししかし、関西系のニュースでは、阪神タイガースのニュースがことごとくトップだったんですよ笑
確認したテレビやラジオでは、パーフェクトのトップ率!
関西におけるタイガースの存在感というのを、改めて思い知りました。
ふと、新聞はどうなんだろうと思って見てみると、新聞は紙面の調整で並立が可能なので、見ることができた新聞では、1面上段に石破首相退任、その下にタイガース優勝が配置され、両方とも1面でした。
写真の大きさも、退任会見と胴上げが同等の大きさ。
関東版では、紙面を確認することができた毎日新聞だと、上段に首相退任、その下にタイガース優勝という配置は変わりませんでしたが、写真は胴上げの方が小さく、半分程度でしたね。
関東関西で同じ1面記事にはなっていますが、扱いは全く違いました。
地方紙は特色が色々出ていると思いますが、全国紙にも、地域性が色濃く出るのは興味深いですね。
 

2025年9月7日日曜日

石破首相退任

石破首相が退任を表明しました。
正直なところ、遅きに失した感は否めません。
総裁就任直後の衆議院議員選挙はともかくとして、東京都議会議員選挙、参議院議員選挙で大敗しているわけですから、そのまま何もなく続けられるわけがない。
地位にしがみついて総裁を続けられたとしても、下が付いてこないですからね。
俗に言う求心力の低下というやつで。
やりたいことはあったでしょうし、まだまだ続けたかったとは思いますが、組織で動かしていくものは、自分ひとりがもがいても、どうしようもない。
やるのであれば、総裁就任直後の期待感があった内に、強烈なリーダーシップを示してダイナミックに体制を変え、僅かでもいいからやりたいことの成果を示すべきでしたね。
自分の立場にしか興味を示さず、第1次安倍政権の際にも、麻生政権の際にも、公然と退陣を主張し、後には離党してしまった人物で、復党してからも仲間作りを重視していなかった人物ですから、総裁や総理になりたいとの思いはあっても、組織をどう動かしていくのか、どうやったら自分に共鳴してくれる人を増やせるのか、そういうものを理解できていないんでしょう。
さて、これで自民党は総裁を決めるプロセスに入るわけですが、挙党一致できる当主を出せるのか、少数与党として総裁を支える体制を構築できるのか、改めて注目されますね。
これからが、真価が問われる場面と言えます。
 

2025年8月31日日曜日

総裁選前倒し

参議院議員選挙後、石破さんは辞任するだろうと予想していましたが、首相にその気持ちは無いようですね。
麻生政権でも安倍政権でも、声高に辞任を要求していたのに、自分の時はなぜ粘るのか、理解に苦しみます。
党内も批判の声の方が大きいですし、野党も石破政権には批判的で、首相職に足を残せば残すほど、政権運営がにっちさっちも行かなくなるような気がするんですがね。
まあ、先の政権運営はともかくとして、党内がそんな状態のため、総裁選を行うかどうかを巡って綱引きが行われています。
氏名公表の上、指定日の指定時間に本人が届けを持ってこいというのも、微妙に圧力の匂いがしますね。
ただ、氏名公表は悪手だったような気も。
政務三役など政権に参画している政治家は、公表によって、総理を支えるという道義的な責任に矛盾が生じるため、なかなか総裁選前倒しの賛成を表明できなくなるという縛りは出てくるでしょう。
ただ、公表によって賛成反対がはっきりするため、世間的に賛成が受け入れられる空気が醸成されると、賛成へのドミノ倒しが発生する可能性があります。
参議院議員選挙では、右派であった自民支持層が、国民民主党や参政党に流出したと分析されていることから、石破さんに批判的な政治家は積極的に賛成して、その層の支持を得ようとするのは容易に考えられますね。
さらに言えば、政治家よりも県連に影響が大きそう。
党という色の影響を強く受ける地方議員なら、より敏感でしょうし、支持層の突き上げを直に受けるのも、地方議員ですから。
まぁこれは都道府県の支持層の空気によりますが。
あとは、オールドメディアの石破政権の支持率上昇をどう捉えるかですね。
政権の支持率は上昇しても、自民非支持層であれば、票にならないわけですし。
9/2の参議院選挙総括後、どうなるのか、注目ですね。
 

2025年8月27日水曜日

描かれたお城と城下町にて

兵庫県立歴史博物館へ行ってきました。
 
 
もちろん「描かれたお城と城下町」の特別展が目当てです。
8月末までの企画展ということで、8月も終わりになれば少しは涼しくなるかと粘ってみたんですが、今年は甘かった。
全然涼しくなりません。
なので、バイクで行くことを諦めて車で行ってきました。
姫路は、バイクで行くにはちょうど良い時間と距離なんですがね・・・
近年の夏は、ドラキュラ並みに陽が昇ると灼かれてしまうので、日の出前に出発して太陽が昇ると帰ってくるというスケジュールでしか、バイクに乗れなくなってしまいました笑
 
さて、その特別展。
思ったより城郭の数が少なかったのは、やや残念ではあったんですが、当時の現場や技術者が残した絵図というのは、よりミクロな視点の絵図で、とても新鮮でしたね。
また、築城術という学問の視点での図上演習のような絵図もあり、これまた新鮮でした。
こういう特殊な絵図は、なかなかお目に掛かれないので、貴重な機会です。
 
特別展を見終えて、ちょっと一服しようと館内のカフェに向かう途中に、展望ゾーンがありました。
天守の裏手から何度か眺めていますが、ちょっとびっくり。
この歴史博物館からの眺めが、1番かもしれませんね。
姫路城の写真は、ド正面の写真は非常に有名ですが、裏手の写真というのは、意外に目にする機会が少ない。
こちらからも、なかなか良い姿なんですよね。
 
 
なかなか良い博物館です。
気に入りました。
それと、県立だけあって、歴史関係の図書が充実していたのも気に入りましたね。
日本城郭大系や日本歴史地名大系を網羅しているほか、兵庫県内外の市史、町史、村史、郡史の類が非常に充実してます。
この辺りは、なかなか見られるものじゃないので、またお世話になる機会があるかもしれないですね。
 

2025年8月22日金曜日

ちょっと篠山へ

先日、時間があったので、ちょっと日帰りで篠山に行ってきました。
篠山のお城は去年に行きましたし、雨というのもあったので、ぶらりと街歩き。
篠山にはよく来ていますが、街歩きをするのは四半世紀ぶりぐらいですね。
当時は、今ほど城下町として観光地化されなかった時代で、お城中心に馬出とかを見て回った記憶があります。
改めて篠山の街をブラブラすると、雨ながらも観光客の方が散策してました。
あちこちに重厚な旧家があったりして、店として再生されていたり、そのまま空き家になっていたりしてたんですが、なかなか雰囲気が良いですね。
駐車場の近くにあったのが、旧役場を改装した大正ロマン館。
 
 
中は、土産物のショップとカフェになっています。
テラス席とかもあり、この日は雨で誰も使ってませんでしたが、のんびりと軽食するには良さそうな場所でした。
 
篠山の城下町をブラブラした後、ドライブをしてから近くの温泉へ。
久々に今田の薬師温泉へと向かいます。
 
 
ここの特徴は源泉の温度で、ぬるいよりもさらに温度が低い31℃前後の源泉が、かけ流しとなってるところですね。
今年みたいな、うんざりするような暑い夏は、これぐらいの温度のお風呂がちょうどいい。
まったりとクールダウンを兼ねて入っていると、まどろむような感覚が・・・
この状態でしばらく浸かっていると、頭もスッキリ!
ただ、前回に来た時は、平日の昼間ということで人もまばらだったんですが、さすがに休日のビジータイムということで、なかなか人も多かったですね。
露天風呂では、東屋付きの浴槽2つの内、小さい方には湯が張られていなかったんですが、浴槽が埋められ、休憩用の板敷きスペースとなっていました。
雨ということもあって、屋根付きの横になれるスペースは、かなり快適でしたね。
急遽行った割には、充実した休日となりました。
 

2025年8月15日金曜日

描かれたお城と城下町

姫路にある兵庫県立博物館で、「描かれたお城と城下町―築かれた城・理想の城・古城―」という特別展が開催されています。
 
 
姫路にある博物館なので、姫路城の絵図はもちろんですが、江戸時代に存在した各地の城や、すでに廃されていた戦国時代の古城の絵図もあり、非常に興味深いですね。
各地の歴史博物館や模擬天守で絵図を見ることは多いですが、地元の城のみというのがほとんどですから、いくつもの城を同時に見ることができる機会というのは、非常に貴重です。
これは是非行きたい!
と思いつつバタバタしていて、もうお盆を迎えてしまいました・・・
ヤバい。
なんとかスケジュールを調整して行きたいですね。
今まで仕事で培ったスケジュール調整能力が試されているのだ・・・
 

2025年8月3日日曜日

タイヤ交換2025

前輪にそろそろスリップサインが見えて来たので、前後輪のタイヤを同時に交換しました。
タイヤの種類は、Road 6。
順当に同系統で交換すると、Anakee Adventure辺りになると思うんですが、最近は史跡やお城でも舗装道が整備されていることが多くなり、フラットダートなどを走る機会もほぼ無くなっていることを考えると、もうちょっとオン寄りでいいのではないか、となりました。
そこで候補に挙がったのが、Anakee RoadとRoad 6。
さて、どうしたものか。
オフ成分を少し残しておきたいのならAnakee Road、オンに振ってしまうならRoad 6というところになるんですが、迷いましたね。
決めた理由は、乗る人本体の経年劣化が進んでいるので、より安全性を重視したのと、Pilot Roadから続くRoadシリーズは、ツアラーやアドベンチャー系のバイクなら、取りあえずそれにしとけ的なタイヤですから、興味があったんですよね。
どんな乗り心地かと。
というわけで、交換!
 
 
 
交換後、そのまま慣らしで神戸市内をウロウロしました。
皮むきがある程度進むまでは、慎重に。
感想としては、オンロードタイヤらしい剛性があるなという感じでした。
倒し込みも非常にスムーズ。
ただ、これは前のタイヤの中央が平たくなってきてた反動っぽいですね。
なので正確な比較は無理っぽい笑
梅雨明け直後の暑さの中、梅雨明けでこんなに水が少なくて大丈夫なのかと心配しながら呑吐ダム周辺などを走りましたが、止まると暑さがダイレクトに・・・
少し短いですが、70kmほどで切り上げました。
また涼しい早朝にでも続きで走りますか。
 

2025年7月27日日曜日

日米関税交渉合意

日米関税交渉が合意しました。
これは、かなりサプライズでしたね。
交渉があまり進んでないと思っていましたが、これは素直に評価したいですね。
ただし、中身があまりはっきりとしていない。
その事を批判する向きもありますが、ホワイトハウスからファクトシートが公開されているので、その内容はホワイトハウスとして担保しているという事でしょう。
かなり大まかな内容となっていますが。
 
さて、関税交渉は一段落つきましたが、石破総裁退陣論は吹き荒れるばかり。
続投デモや一部野党から支援の声が出るなど、かなり特殊な状況ですが、やがて退陣は避けられないものと思われます。
そこで、次期総裁が少数与党ながら次期首相になるとして、総裁の人選で政策協力をどうするか。
右派の高市さんであれば、参政党、日本保守党はかなり協力できるでしょう。
プラスで、政策によって国民民主と維新でしょうか。
小泉さんであれば、菅ルートが使えますので、小さな政府かつ新自由主義の維新が近しく、ちょっと主張は違うものの、国民民主あたりも政策によっては協力できるでしょう。
林官房長官であれば、岸田さんと同じく宏池会の系統ですから、リベラル色が強く、立憲民主が協力相手になるでしょうか。
とは言っても、衆議院の選挙区調整が難しいので、いわゆる大連立は無さそう。
なので、部分部分で協力ということになりそうです。
ここで、今回の比例票を確認すると、

自民党 12,670,709票 18,256,582票 -5,585,873票 -30.6%
国民民主党 7,553,194票 2,671,793票 +4,881,401票 +182.7%
参政党 7,353,825票 1,771,722票 +5,582,103票 +315.0%
立憲民主党 7,336,563票 6,774,365票 +562,198票 +8.3%
公明党 5,151,587票 6,181,431票 -1,029,844票 -16.7%
日本維新の会 4,323,908票 7,208,672票 -2,884,764票 -40.0%
れいわ新選組 3,845,037票 2,214,387票 +1,630,650票 +73.7%
共産党 2,838,792票 4,384,943票 -1,546,151票 -35.3%
日本保守党 2,952,808票 新規参入 +2,952,808票 新規獲得
チームみらい 1,503,918票 新規参入 +1,503,918票 新規獲得
社民党 1,202,091票 1,314,438票 -112,347票 -8.5%

となります。
これを各総裁候補ごとに協力できそうな党と票数を当てはめると、

高市さん 自民・公明・参政・日本保守で28,128,929票 + 国民民主・維新
小泉さん 自民・公明・維新で22,146,204票 + 国民民主
林さん  自民・公明で17,822,296票 + 立憲民主

こうなります。
これを見ると、高市さんが最大公約数として最も支持されそうですね。
しかし、自民から保守系の有権者が離れたと言われていますが、それ以上に保守政党を支持する人は増えていることが見えます。
これは世界的な流れですね。
 

2025年7月22日火曜日

惨敗からの続投

参議院選挙当日は、もっと自民党の議席数はもっと少ない予想でしたが、意外と最後は粘りましたね。
それでも、惨敗には違いなく、自公で過半数という甘めの「必達目標」すら達成できませんでした。
このまま責任を取って辞任・・・というのが自然な流れのように思いましたが、どうしてどうして、答弁と同じく粘りますね。
まさか石破首相が続投宣言するとは。
かなりびっくりしました。
政治空白を作らないというのは解りますが、まだ起こってもいない天災を理由に持ってくるなど、さすがに見苦しいですね。
そもそも、政治空白を作らないというのも、実質的にはもう政治空白と言えるでしょう。
これだけ不人気で先の不透明な政権に協力しようなんて野党は無いでしょうし、下手をすれば、協力した野党が批判の流れ弾を喰らいかねない状況。
関税交渉も、先日のベッセント財務長官が来日した時でさえ、まともなコメントが出てきていませんから、交渉は滞っていると見て間違いないでしょう。
そして、今さらレームダック化した政権と話を進めるとは思えません。
つまり、何も進められない状況なんですよね。
潔く辞めた方が、まだしも名を落とさずに済むと思うんですが。
党内野党だった頃は、あれだけ歯切れよく時の総裁に辞任要求してたのに・・・
よく言われるように、本当に総理になってみたかっただけの人だったんでしょうか。
そこまでは流石に思っていませんでしたが・・・
 
何度か書いている話ですが、何かをやろうとプロジェクトを起こした時に、評論家然として批判しかしない人がしばしばいると思います。
実際にそのような人に取りまとめなどを頼むと、あまりまとまりません。
そういう評論家活動をずっとやってると、助けてくれる人がいなくなるんですよね。
石破さんは、よく後ろから撃つと言われていましたが、党内でそういう評論家ポジションでした。
だからこそ党外から過分な人気があったんですが、それを真に受けた岸田-菅ラインが、自分たちの影響力を残す目的もあって総裁に据えてしまったんですよね。
石破さん自身がやりたかった政策はあったでしょうが、仲間も少ない、コネクションも少ないという状態で、これまで総裁選には出続けていたものの、自分のやりたいことに人を巻き込むという準備をしてこなかったわけで、何も決められない状態になったのは、総裁就任前の準備不足のひと言に尽きます。
さらに、主に補佐する予定であった3つのグループは、菅グループが衆議院選の敗北で弱体化し、幹事長の森山さんも10人に満たないグループで、岸田さんに近しい人たちも政策実務に強い人が少ない。
状況的に、今の窮状は、なるべくしてなったという気がしています。
 
さて、続投表明はしたものの、党内の理解は得られていない状況で、今後はどうなるんでしょうか。
党則によるリコールが取り沙汰されていますが、国会議員の過半数と都道府県連の過半数でリコールが成立するとのこと。
すでに月曜の段階で、公式か非公式かは別として、高知と山口県連幹事長が退陣要請を出しました。
今日、メディアに報じられたのが、茨城、栃木、愛媛県連の幹事長、山梨の青年局、青森の県連会長などなど。
これもどんどん増えそうで、リコールが成立するかもしれませんね。
石破首相がどんな決断を下すのか、注視したいです。
 

2025年7月20日日曜日

与党大惨敗

2025年の参議院選挙の開票が始まりましたが、早々に与党の大惨敗がはっきりしてきました。
ある程度予想されていたとは言え、その負け具合がかなり激しそうですね。
公明党は、負けは負けでも、惨敗というほどではなさそうですが、創価学会の組織票が高齢化で弱ってきており、その影響が一番大きそう。
一方の自民党は、史上最低の獲得議席となりそうです。
ただ、自民党に関しては、自業自得的な面が強いと思いますね。
岸田前首相の政権運営が感度不足で不味かった上、自民党の総裁選では、最初の投票で高市さんがトップだったにもかかわらず、岸田-菅ラインがひっくり返して石破さんに決まった経緯があります。
とは言え、長期政権を築いた安倍さんも、総裁への再就任は決選投票での逆転でしたから、それが決して悪いことだとは思いませんが、就任後も党内基盤の弱さがあって方針が定まらず、外相や幹事長などの親中的な陣容も支持されませんでしたね。
党内野党として批判するには好き勝手言えますが、実際に政策を決めるとなると、色々と調整が要る。
そういう時に、かつての発言を苦々しく思っていた人は、協力を控えてしまうでしょう。
閣僚の陣容や、対米交渉担当として赤沢大臣を起用したことを見ても、人材不足感は拭えませんでした。
長期間無所属だった石破さんと10人弱の森山派の森山さんですから、他のグループと協力せず、この陣容で運営して行こうというのは、少し無理がありましたね。
あとは、自民党支持層にとっては、リベラルに近い立ち位置が嫌われたというのもあるんでしょう。
先の都議選では、自民党支持層でさえ自民党に投票しなかった層が多かったのも、そういう経緯が影響したんではないでしょうか。
また、俯瞰して見れば、参政党の台頭も、岩盤支持層と言われていた保守層が、自民党から参政党に鞍替えしたとも言えそうですね。
日本では、自民党は保守政党として認識されていますが、世界的に見れば穏健左派の政党です。
自民党より右側が存在しなかったから自民党に投票していたが、リベラル化した自民党より右側の政党ができたらそちらに投票する、という人は多いように思いますね。
 
さて、歴史的大敗の可能性が高くなりましたから、石破首相の退陣は避けられないでしょう。
で、次は誰か?
自民党より保守寄りの党が台頭しましたから、過半数割れとはいえ、思想が違い過ぎて、全野党が協力して政権を奪うということは考えにくい。
自民党では、順調に行けば総裁選の1回目の選挙で党民票も議員票もトップだった高市さんでしょうが、火中の栗でもあります。
どうなるか、興味深いですね。
また、減税が選挙の中心議題として挙がってきてましたが、財源が無い以上、突き詰めれば、今までの社会保障体制から小さな政府の方向へ向かうということです。
これについて、野党がどこまで語れるのか、そこも注視したいですね。
 

2025年7月13日日曜日

あと1週間

3年に1度の参議院議員選挙まで、あと1週間となりました。
石破政権の支持率が低迷する中、国民民主党や参政党などの台頭があり、自公の与党で過半数を維持できるかが焦点となっていますね。
一番の争点となっているのは、物価高対策。
その対策として挙げられているのは、消費税減税か給付金か、というところでしょうか。
 
物価高の対策としては、色々な方法が考えられるとは思いますが、輸入原材料費などの輸入物価対策として円高誘導というものがあり、一部ネットでは円安是正の論もありますね。
ただ、為替というのは、相手方との相対的なものですから、色んな方法があるわけではなく、伝統的な手法が中心です。
つまりは、基準金利を上げるか、市中に供給しているお金を減らしてモノに対するお金の価値、つまり円の価値を上げるか、という2つ。
基準金利を上げると、他通貨との金利差が縮小しますから通貨高方向に圧力が掛かりますが、新たな資金調達の利子が膨らんでしまうので借りにくくなり、景気悪化の方向へ圧力が掛かります。
もうひとつのお金の価値を上げるという方法は、同じ価値のモノが少ない円で買えるということで、デフレ圧力が強まることになるんですね。
30年間の停滞なんてことも言われますが、突き詰めれば、その多くはデフレに由来します。
単純化すると、物価が上がらないんだから売り上げも増えず、社員の給料も増やせないというスパイラルが働いていました。
このデフレの世界から、やっとの思いで抜け出したのに、再びデフレ政策を採るのか、というジレンマがありますね。
現在は、一時期の大規模金融緩和から恐る恐る元に戻している最中ですので、ここでの大胆な政策変更は非常に危険な気がします。
円安是正を言う人は、この辺りの事情も説明しておかないといけないと思うんですがね。
そこをバシっと言ってる人は見当たりません。
 
となると、物価高対策としては、選挙前のバラマキの色が濃いものの、減税か給付金かという選択が現実的でしょうか。
ただ、色々な案が出ていますが、その中では、期間限定の減税というのが一番愚策のように思います。
庶民は一息つける、というのはありますが、そのための事務作業費などの社会負担が大きすぎる上、すぐ戻すので、また苦しい状態に戻るのが見えてるわけですしね。
本当の意味での一時的な対処療法にしかならない。
やるなら、恒久的な消費税減税にして、その財源も何をカットするか議論してから導入して欲しいものです。
現役世代からすると、減税されたはいいけどすぐに社会保険料を上げられて、手取りが変わらないってなりそうなんですよね。
そうなると、いつものように老年世帯だけが恩恵を被ることになるので、それなら減税しない方がマシです。
社会保障費が自然増となっている中、みんなで負担する消費税の方が、まだ現役世代にとっては優しいまでありますから。
 
思う事をつらつらと散文的に書きましたが、1週間後には優劣が決まります。
給付や減税など、飴がぶら下げられていますが、各政党には、その原資である財源の議論を徹底的に行って欲しいと思いますね。
とは言っても、国債を無限発行できるみたいな主張は論外ですが。
すでに超長期国債の発行額は、金融機関の要望で減額されており、需要が弱くなっていることは自明で、そこは無視できません。
魔法の杖は無いんです。
財源については、高額療養費制度を変えようという話がすぐ潰されたように、給付や保障をカットする議論は茨の道ですが、各党には、そこは勇気を持って語って欲しいと思いますね。
 

2025年7月7日月曜日

令和7年7月7日

気付けば・・・7/6になっていました。
うむ・・・なんとか生き永らえたようだな・・・
しかし、この7/5の大災害の騒動は何だったのか。
世紀末という言葉がよく言われていた1999年のノストラダムスの大予言を経験した世代としては、あ~またか的に冷ややかに見てたわけですが、人間って、予言みたいなオカルトに魅せられる脳の構造があるんでしょうね。
人類の脳が高機能化して想像力という能力を獲得した時、新たな道具の創出や開発という、文明化へのパスを得たのと同時に、オカルト的なものや、霊感的なものや、呪術的なものなど、そういう目に見えないものを準リアルとして肯定してしまう能力も身につけてしまったと思います。
大半の動物は、もっとリアリズムで即物的ですからね。
目に見えないものは、考慮の範疇に無い。
いたってシンプル。
万物の霊長なんて言葉がありますが、大半の動物とは違う能力を得た人類が人類である以上、オカルト的、霊感的、呪術的なものも、切り離せない人間の一部なんでしょう。
そんな事を思った夏でした。
まぁこれらは、現代の科学で証明できないってだけかもしれませんがね笑
辛うじて生き残ったのが判った日から、さらに明けて7/7。
7年7月7日のスリーセブンは、平成7年以来30年振りの、なんだかおめでたい日となりました。
今年は、というか今年も、長く暑い夏になりそうですが、めでたい日をテコに気分を上げて、年々暑さに弱くなる体に鞭打ちつつ、乗り越えて行きましょうか。
 

2025年7月3日木曜日

対日関税の行方

7/9にアメリカとの関税交渉期限終了を迎えますが、それを前にトランプ大統領の日本批判の回数が、ここ数日でぐっと増えてきていますね。
下のブルームバーグの記事を始めとして、各メディアでその内容が報じられています。
 
 
記事によると、関税は最大35%、もしくはそれ以上も考えられるとトランプ大統領はコメントしていますね。
これが、ディール大好きトランプ大統領の駆け引きなのか、単純に交渉が進んでいないことへの苛立ちなのか、読めません。
この辺りは、本当かどうか腹の底を窺わせない、かつ過激なことを本当にやりかねないという懸念を抱かせるという、トランプ流交渉術なんでしょう。
しかし、7回も渡米している赤沢大臣は、ちゃんと交渉できているのでしょうか。
今回は、関税政策を任されているベッセント財務長官と会談すらできなかったようなので、交渉は進んでいないと見るのが妥当そうです。
そもそも、アポイント無しで訪米することが多いようなので、相手にされていない感すらありますね。
訪米の回数の割に、どの分野で妥協するなどの取引内容がほとんど漏れ伝わっていないですし、真摯に交渉して理解を求めろという命令だけで、取引できるカードを持たされていない可能性も。
もしそうなら、ディール大好きで結果を早く求めたがるトランプ大統領に対しては、苛立たせるだけで悪手のような気がしますね。
近付いている交渉期限を考えると、個人的なパイプを持っている安倍昭恵さんや、麻生派のパイプも活用すべきとは思いますが、石破首相には、時には政敵すら使うというリアリスト的側面や、清濁併せ持つといった政治家特有の感じは、言動からもあまり感じられませんから、このまま時間切れになるかもしれません。
期限まで残り1週間ですが、なかなか厳しそうです。
 

2025年6月28日土曜日

外交の落とし所

イランとイスラエルとアメリカ。
イスラエルによるイラン攻撃に端を発した紛争ですが、イランがイスラエルに対して報復攻撃を行い、当初は停戦の呼び掛けのみで静観をしていたアメリカが、しばらく後にイランの核施設に攻撃を加えました。
どのような決着になるかと思ったんですが、案外と停戦合意は早かったですね。
 
当初のイスラエルの攻撃により、イランは空港などの軍事拠点を破壊され、空中給油機を始めとする航空機を失い、防空システムも機能しなくなったようです。
イランは、防空システムの再構築を急いだようですが、結局は首都テヘラン上空の制空権を失ってしまい、また、報復攻撃でも投入できるミサイルが限られ、圧倒的にイスラエルに有利となりました。
その後、アメリカによってバンカーバスターが投入され、地下深くの核施設の破壊が行われたようです。
また、イラン政府高官や革命防衛隊などの幹部も、かなり多く暗殺されたようですね。
アメリカによる核施設の攻撃は、すでにプルトニウムや遠心分離器が移動済みで、大きな成果は無かったとの話もありますが、一連の状況を見ると、イランが圧倒的に損失を出しており、イスラエルとアメリカの勝利と言えそうな状態です。
しかし、イランがほぼ事前通告付きでカタールのアメリカ軍基地を報復攻撃し、直後に停戦合意して3者共に勝利宣言を出しました。
ここに外交の妙を感じましたね。
政権転覆による不安定化を嫌ったアメリカとイスラエルは、制空権の奪取や核施設の破壊という実利を取ってそれ以上の名は求めず、イランは逆に報復に成功したという名を取って手打ちとしました。
戦国時代にも、このような取引は見られましたね。
名を取るのか実を取るのか、各国それぞれ抱えた事情を加味した政治的な取引は、なかなか複雑なものがあります。
 

2025年6月17日火曜日

USスチール買収

6/14に、日本製鉄によるUSスチール買収が、トランプ政権によって認められました。
当初から、より理想主義的で労働組合に近いバイデン政権よりは、交渉ができるトランプ政権の方が可能性があると思っていましたが、日本製鉄による粘り強い交渉が功を奏したようですね。
最終的には、USスチールへの投資額の積み増しや、黄金株が効いたようです。
黄金株の内容は、アメリカ政府の許可なく本社の移転や社名の変更ができないといった内容とのこと。
思ったより、マイルドな内容と感じますね。
トランプ政権発足までは、日本製鉄の投資額の積み増しが過剰投資になりかねないな、との印象を持っていましたが、トランプ大統領は関税政策を強く推し進めており、アメリカ国内の需要をキャッチするには、アメリカに軸足を置いて関税を回避できる企業が最適になっています。
そういった意味で、日本製鉄の持つ高強度鋼板や高機能鋼板の技術移転が順調に進み、日本製鉄の投資による生産効率の向上が見られるようになれば、ダンピングされた中国製鋼板の入りにくいアメリカ市場で、利を得ることは可能かもしれません。
ただ、少なくとも数年は掛かりそうですが。
日本製鉄としても、宝山鋼鉄との合弁事業から撤退し、事実上中国市場を捨てたわけですから、USスチールの立て直しは、何としても順調に進めたいところでしょう。
どのような手腕を見せてくれるのか、ウォッチャーとしては楽しみです。
 

2025年6月11日水曜日

東信群馬埼玉ツーリング その10

前回のあらすじ
 
地図で見つけてふらりと立ち寄った雉岡城。
想像以上に良いお城でした。
 
続いて訪れるのは鉢形城。
関東の風雲児長尾景春が、叛乱を起こす直前に本拠として築いた城です。
この景春という武将は、野心の塊かという印象すらある人で、俗に言う戦国三梟雄の面々に負けず劣らずの経歴の持ち主。
斎藤道三の親子2代説や、三梟雄の逸話のほとんどが講談ベースというのを考えると、武将単体としては三梟雄よりも強烈な人生を歩んだ武将かもしれません。
Wikipediaでは、景春について割とあっさりした記述になっているんですが、扇谷上杉家をひとりで背負っていた太田道灌との熾烈な戦いや、帰参からの再叛乱、亡命と客死など、ドラマが盛り沢山。
この頃の関東の争乱に色濃く影を落とした武将でした。
誰か詳しい人がwikiを充実させてくれないかな笑
まぁその話は横に置くとして、その後の鉢形城は、山内上杉家の居城にもなり、北条氏時代は、北条氏康の四男氏邦が城主となるなど、北関東の最重要拠点のひとつとなりました。
城主が変わっても重要な城であり続けたんですね。
その過程で城には改修が幾度も加えられ、北条氏時代の大改修で完成した城は、びっくりするぐらいの広さを誇っています。
さて、夕暮れ迫る中、その巨城をいよいよ散策。
まずは案内図。
 
 
案内図だけで、どれだけの巨城か解りますね。
最初は、中心部であったと思われる本曲輪から。
本曲輪は東西で二分されてまして、西の荒川側が城主の居住空間だったようです。
あくまで「伝」ではありますが、伝御殿曲輪という名前が付けられていました。
その伝御殿曲輪には、石垣の痕跡も。
 
 
北条氏の城と言えば土塁のイメージですが、要所は石垣だったんでしょうね。
伝御殿曲輪は、上りながら3段の削平地で構成されています。
その2段目から最高部の1段目の様子。
 
 
最高部の写真右手側に、鉤型に土塁が残っています。
この伝御殿曲輪の最高部と東側の伝御殿下曲輪とは、10m程度の高低差。
 
 
伝御殿下曲輪は、都市公園になっていました。
 
 
続いて、本曲輪から二ノ曲輪方向へ・・・向かう前に深沢川の様子をば。
 
 
主郭部から下りた場所です。
この深沢川によって、主郭部と外曲輪に分かれ、写真で言うと、川の向こうの台地上が外曲輪になるんですが、当初の城は、荒川と深沢川によって城を守るという地形だったんでしょう。
戦国末期の北条氏の拠点は、どこも相当に巨大化して行った印象で、鉢形城も例に漏れず、外曲輪を拡張したことで川を跨ぐ形になったと思われます。
深沢川かも戻って南へ行くと、すぐに二ノ曲輪。
 
 
ここはひたすら視界の広い広場となっていました。
さらに南へ歩けば三ノ曲輪。
 
 
三ノ曲輪の荒川側の突端部は高くなっています。
その高くなった部分は、伝秩父曲輪。
 
 
発掘調査で、門や庭園などが検出されており、ここには門と石積土塁が復元されています。
ただ、何故か写真を撮ってない・・・
この三ノ曲輪周辺には、城らしい造形があり、城跡としての見所が多かったですね。
下は三ノ曲輪馬出。
 
 
馬出の切岸。
見事に逆光ですね。
夕日が眩しい!
 
 
三ノ曲輪には付随する郭がありました。
南西側には、諏訪曲輪だったともいわれる諏訪神社。
 
 
明確に堀によって区画されていました。
大手門と接続する南側には伝逸見曲輪。
こちらも堀の跡が明確ですね。
 
 
最後に、最高部から荒川と断崖の様子。
 
 
なんという後堅固の城なんだと、結構高低感を感じたんですが、写真にするとそうでもないですね笑
それにしても、広いお城でした。
満足です!
 
つづく
 
参考: