2021年2月23日火曜日

A US Company with a Chinese Heart

直訳すれば、「中国の心を持ったアメリカ企業」という意味になりますが、つまりは、中国人あるいは中国系アメリカ人によってアメリカで設立されたる企業や、中国の影響力が強い企業のことです。
有名なのはZoomですね。
一時、セキュリティ、というよりは環境設定の甘さ故の問題として、Zoom爆撃なるものがありましたが、それ以外に、中国にデータが流れるという危険性があるのは有名です。
実際、会議の妨害等でZoomの幹部が訴追されていますね。
 
 
まぁ企業としてのZoomは白であることを強調するでしょうが、依然としてグレーであるとは言えるでしょうな。
同様の問題があるとして挙げられるのが、最近やたらとメディアが取り上げているClubhouse。
あまり知られていませんが、中国に拠点がある企業Agoraの技術を使っています。
下の記事が詳しいですね。
 
 
記事では、Clubhouse側が一時的に保存している音声データではなく、中国国内での通信が傍受される危険性を指摘しています。
いずれにしても、Clubhouseはまだ認知が上がって間もないこともあり、どのようなリスクがあるのか見極めるには、しばらく時間が掛かりそうですね。
また、今後、このような「A US Company with a Chinese Heart」は増えていきそうです。
 

2021年2月17日水曜日

IME不調

Windowsの1月のマンスリーアップデート後、どうもキーボードの動きがおかしかったんですよね。
特にCtrlキーや、Alt、Shiftといった他のキーと併用するものが利かなかったりしました。
また、NumLockしていると、↓のキーで2が入力されるなど、矢印キーがテンキーの配置の入力になってしまうというのもありましたね。
最初は、左手側のCtrlやShift、Altの使用頻度が非常に高いので、ついにキーボードが壊れたのかと思いましたが、3キー同時破壊なんてことはまず無いだろうということで、IMEだな、と。
自分はかな入力という希少種なんで、コピーしようとして「そ」と入力されたり、Alt+Tabでウィンドウの切替をしようと思ったらTabのスペースが入ったりで、小さいながら非常にイラッとする不具合ですね。
忙しいと、
「そ」ってなんやねん!
と画面にツッコむことも・・・
個人的には、Alt+Tabで画面が切り替えられないのが、作業効率にダイレクトに響きますね。
特にOutlookで、添付ファイルを見ながら返信するといったメール作成時に頻発し、それはもう効率の悪いこと悪いこと。
なんとかならんもんかと、IMEの設定を見てみると、なんと「全般」のところに以前のバージョンを使うというスイッチがあるではありませんか。
ちょいちょいやらかすMicrosoftですが、そこに微かな善意を見た気がしました(笑)
というわけで、早速オン!
これで問題解決です。
 
後で色々調べてみると、IMEの更新は2020年12月だったようです。
かな入力という希少種のみが対象の不具合らしく、ネットでもメジャーな話にはなっていない模様。
自分の環境では、いわゆる俺環だったのか、IMEの更新が1月だったと思われ、仕事で使っている端末2台が同時に発症しました。
とりあえず、ワークアラウンドがあったので、助かりましたわ。
ヤレヤレだぜ・・・
 

2021年2月11日木曜日

「麒麟がくる」完結

ついに「麒麟がくる」が完結しましたね。
降板騒ぎにコロナでの撮影中断と色々ありましたが、無事終了して何よりでした。
 
今作の最終回となった本能寺の変の要因には諸説があり、どのシナリオに沿って進むのかと興味を持って見ていましたが、最終的には巷間に伝わるシナリオのどれでもなく、光秀と信長の、主従でも友達でもない奇妙な距離感が、その要因として描かれましたね。
国盗り物語では、斎藤道三の弟子としてふたりが描かれ、その教えの咀嚼の仕方の違いがやがて本能寺の変での破滅的な結末に結びつきましたが、今作では、光秀には信長の道しるべ的な役割があり、道しるべを超えて暴走し始める信長を、光秀は麒麟と見做さなくなったが故の叛乱であるという結末でした。
ただ、光秀は信長を憎んだのではなく、信長も光秀がそう決断したのなら仕方ないと即座に諦観した。
だからこその「是非もなし」だったわけですね。
史実は、もっともっとドロドロとした権力やしがらみという現実に塗れていたはずですが、この描き方は、ドラマとしては非常に面白く、そして惹きつけられる光秀の葛藤でした。
本能寺の変の後を描かないのは賛否あるだろうとは思いますが、本能寺の変がこのような描き方である以上、そこから先、光秀自身が麒麟に成れるわけでもなく、信長に代わる新たな麒麟たる人物を担ぐこともできなかった史実というのは、苦悩と焦燥として描くことは可能ですが、蛇足ではありますな。
麒麟の可能性を持った人物として信長を補佐したものの、人生の秋でその夢は破れ、自ら積み上げたものを壊した。
それだけで十分悲劇なんですから。
 
ただ、一方で、光秀生存説を語らせ、光秀らしき人物が馬で疾走する場面でドラマは終わります。
個人的には、後ろ姿だけで本人かどうか分からないような、もっとぼかした表現でもよかったんではないかとも思いますが、これは、視聴者に「麒麟がくる」第二幕を想像できる余地を残したと言えるでしょう。
変直前の菊丸との会話で示唆されたように、光秀が生存していたならば、特別な関係性のある家康を補佐したのかもしれませんね。
南光坊天海として。
今作の家康であれば、光秀が頼って来れば間違いなく重用したでしょう。
光秀天海説が好きな自分としては、そういう想像をしてしまいます。
一方で、あれはただの空似で別人だと思う人もいるでしょうし、岐阜の山村に隠れ住んだという生存説に結びつける人もいるでしょう。
フィクションとノンフィクションの間に位置する歴史ドラマとしては大胆なラストですが、様々な説がある武将だからこそ、それぞれの思い入れで解釈できる余地を残してくれたのかもしれませんね
 
最後にひとつだけ。
善助が官兵衛に出世しとるやん!
かつて大河で栗山善助を演じた濱田岳が、黒田官兵衛としてチョイ役で出演していましたね。
里見浩太朗が、助さんから水戸黄門に出世したのと同じ出世の仕方(笑)
思わずホンマか?と調べてしまいました^^;
ノーサイドゲームでも敵チームの一員のチョイ役で出てましたし、そういうちょっとした遊びが好きなんやろな~
 

2021年2月6日土曜日

「麒麟がくる」最終回

重要な登場人物のキャストがクランクイン後に降板したり、新型コロナウイルスで撮影が中断したりと、色々あった今年の大河ドラマですが、例年より2ヶ月ほど遅れて、いよいよ最終回を迎えることになりました。
最終回は本能寺の変。
ドラマ開始当初から、どのように本能寺の変を描くのか楽しみにしていましたが、それがいよいよ拝めるわけですな。
しかし、諸説ある原因をなぞるように、伏線という伏線を張ってきてますね。
 
まず、古くからある怨恨説。
ただ、光秀が足蹴にされる描写はありましたが、国盗り物語であった、光秀の母が磔にされたシーンはありませんでした。
元が講談ベースの話ですし、色々と新事実が明らかになっている現在では、採り上げにくい説ではありますね。
そう考えると、怨恨説は無さそうです。
次に、朝廷黒幕説。
しきりに信長が譲位を迫っているというような描写がされており、ここまでは物語中で一番有り得る説のような感じになっています。
ただ、室町時代の中頃までは、譲位して院政を敷くというのが一般的でした。
朝廷が経済的に困窮して譲位や即位の式典をできないという理由から、後土御門天皇が在位のまま崩御し、以降、譲位というのは無くなってしまうんですが、後土御門帝以降が慣例的に異例だったという説には説得力があり、譲位と院政というのは朝廷側の念願であった可能性が高そうです。
そう考えると、このまま朝廷黒幕説のような感じで描くというのは、ちょっと考えにくい気がしますね。
次に来るのは、足利義昭黒幕説。
織田家は、兵農分離が果たされていますから、諸将は職業軍人的な側面が大きく、各戦場を行き来して非常に忙しかったんですが、物語の中では、その忙しい合間を縫って光秀が鞆ノ浦まで義昭に会いに行っていましたね。
室町幕府が事実上滅んでも、個人としての繋がりがあることが描かれています。
実際、鞆幕府というような呼び方をされる時もありますから、織田政権全盛時でも義昭にスポットが当たるというのは、最近の史観を踏襲している気がしますね。
また、比較的最近の2017年に雑賀の土橋重治へ宛てた光秀の書状が見付かっていますが、これも義昭黒幕説を補強するものとされています。
これが結末にどう影響するのかは分かりませんが、結末としては、キーワードとしてよく出てきていた武家の棟梁を推戴という意味で、一番説得力がある説のような気がします。
次に家康黒幕説。
物語の中では、幼少の家康と繋がりがあったり、わざわざ摂津沖で密会したりと、家康と光秀が特に懇意にしている様子が描かれました。
これまで、光秀と家康に具体的な繋がりを持たせた物語は、少なかったように思います。
そういう面では、斬新に感じましたね。
これが、黒幕説にまで発展するのか?と言えば、しなさそうではあるんですが。
ただ、個人的には、なぜか光秀天海説が好きなので、そういう意味ではちょっと推したい説ですな(笑)
最後に秀吉黒幕説。
さすがにこれは無さそうですね(^^;)
軽く、譲位には納得いかない、みたいな感じで描写されてましたけど、さすがに黒幕としては唐突過ぎますな。
 
なんだかんだ、早々にリタイアした2019年の大河ドラマに比べれば、1年間、いや、1年と少しの間、十分に楽しませてくれました。
さあ、どういう展開になるのか、純粋に物語として楽しみにしましょう(^^)
 

2021年2月4日木曜日

芥川山城

大阪のお城の話題が続きますが、先日、こんなニュースが出ていました。
 
 
一部では信長に先駆けて中央の統一を果たしたとも言われて再評価されてきている、三好長慶が居城とした芥川山城。
その城の本丸とされる御殿跡の近くで、蔵を兼ねた櫓の跡が検出されたんですね。
このほか、茶道具やすずりなども出土していて、生活の拠点が山城にあったことが推測できるとのこと。
芥川山城は、長慶が中央の実質的な支配者になる前の細川時代からの要衝で、管領であった細川晴元が度々入城しています。
ただ、この頃は麓の芥川城を居館として使っていたといわれていますね。
この時代の史料には、山上の城も麓の城も芥川城として登場するからややこしい。
ただ、今回の発見によって、三好時代には居住する為の城としても機能していたことがはっきりしたというわけです。
櫓のある場所は見晴らしの良い場所ですので、山上に御殿を建て、いくつも櫓を上げ、麓からでもその威勢を知ることができたんでしょう。
考え方としては、支配者の威容をも城の機能に付け加えた、信長の城造りと共通するものがありますな。
多聞櫓を発案し、天守の祖型ともいわれる四重櫓を築いた松永久秀も、この芥川山城で出世していますから、久秀から提案があったのか、それとも長慶の発想を久秀が発展させたのか、そこも興味を惹かれるポイントですね。
近場は行きやすいとデザートにように置いていますが、芥川山城に飯盛山城、信貴山城も早く行きたいな~