2014年1月20日月曜日

相模・伊豆ツーリング(箱根春編) その6

前回のあらすじ

小田原城で痛恨のタイムアウト!
考えられへんわ!!


この日がこのツーリングの最終日。
伊東温泉から伊豆半島をぐるっと回って関西へ帰るという長丁場。
朝から気合が入りますわ。

前日は夜なんで気付かなかったんですが、伊東市街を走っていると、伊東祐親祭りのポスターがあちこちに貼られてる。
まぁ曾我物語などなどで知られてはいますが、源平合戦の初期の初期で姿を消す武将ですし、世間的にはほとんど知名度がない武将かと思われます。
でも、伊東では堂々とポスターの主役。
こういうのが、なんか地元愛があっていいねぇ(^^)
戦国時代好きなので、伊東と言えば日向伊東氏の義祐が一番に浮かび、その本貫地か、というイメージなんですが、祐親もなかなか印象が深くなりました。
でも、マイナーだけに、
祐親を持ってくるんかい!
的なツッコミはどうしても出てしまいますな(笑)


伊豆東岸を走ってると、土肥、伊東、宇佐美、川奈、河津など、武将として馴染みのある名前が次々と出てきて、歴史好きとしては走っていてなかなか楽しい。
地名一つ一つ、色々と頭に歴史が浮かんできます。
いや、川奈はどちらかと言えばゴルフか(笑)
こうして国道135号線を走っていると、城ヶ崎海岸の案内がちらりほらりと。
時間も早いし、ちょっと寄ってみるか。

城ヶ崎海岸の近くは、なんだか別荘地が多くて、リゾート気分が滲み出ています。
まぁ本番は夏なんやろうけど。
案内のまま進んで到着した城ヶ崎海岸は、有名観光地ながら早朝ということもあって人が少なく、快適に散策できました。
でも灯台には入れず(^^;)
この辺りは、二律背反ですな。
城ヶ崎海岸や灯台、吊橋の写真はこちらにあります。
外洋というのもあって、吊橋の下の海の水もきれいですわ(^^)



この吊橋も、昼間は人でごった返してるみたいですが、この時は自分以外にはもう1組だけ。
早朝最高(^^)


城ヶ崎海岸からは、概ね海岸沿いを走る国道135号線を南へ南へと辿って下田へ。
ちょうどこの日は、黒船祭りというのをやってるらしくて、10時から交通規制が入るようです。
規制が入るとややこしいので、それまでに下田周辺と下田城を攻略して離脱しないといけない!

下田港でバイクを止めて、一人旅仲間から聞いていた黒船のレプリカでも撮ろうかと思ったその矢先、事件が!
下田港のところは土産物屋なんかが入ってる建物の1階が駐車場になってるんですが、バイクはフロントから突っ込むとバックで出すのはしんどいので、どこが出しやすいかな~と何の気なしに駐車スペースを物色してウロウロしていると、後ろでガスっという音が!
パニア幅の感覚を忘れて小回りし過ぎた結果、
柱にこすってしもうた~!!
パニアデビュー戦にして、もう傷物ですわ(泣)
涙ながら(嘘)に撮った黒船の写真がこれ。



黒船の前で竜馬風のサムライの格好をした人と記念撮影しているは、白人の外国人さんたち。
いやいや、あんたら母国の海軍博物館とかに行ったら本物あるやろ!
異国の地でレプリカ撮ってどうすんねん(笑)

下田港で観光気分を味わった後は、下田市街を抜けて港の南向かいの下田城へ。
しかし、下田城は戦国時代がメインなんで、開国がキーワードとなっている下田では不遇ですな。
城跡にあるのは、開国記念碑や下岡蓮杖など幕末関係ばかり。
北条氏の影が薄いです。
まず麓には下岡蓮杖の像。



日本の写真家のパイオニアとなったひとりです。
長崎の上野彦馬の写真館跡も、亀山社中へ行く途中に偶然通ったので、どうも写真家の史跡とはばったり遭遇するみたいやね(^^)

そして公園の中腹には、開国記念碑があります。



昭和29年に開国100年を記念して造られたものですが、城好きとしては、この削平地は当時からあったものなのか、あったのならどんな施設があったのか、なんてところに興味が湧きます。
城自体は、遺構をよく見ると障子堀なんかもあって、そこそこ見所もあります。
城址碑の写真はこちらに。
ただ、縄張が曖昧で、ちょっと全体的な像が捉えにくいのが残念やなぁ(> <)
城の主要部分だけでもいいので、もう少し戦国色を強めてくれたら・・・


つづく


参考:
伊東温泉
城ヶ崎海岸
門脇崎
門脇吊橋
下田城

地図付きはこちらから

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