2016年12月5日月曜日

流行語大賞

ダラダラひま潰しがテレビからネットに移行し、世間の流行に無頓着になって久しい自分が言うのも何なんですが、ここ数年の流行語大賞の選定の衰えが酷いですね。
昨年は「トリプルスリー」、今年は「神ってる」。
かつての高校球児で、今でもプロ野球をちょいちょい自分から見ても、
どっちも流行ってないやろ(笑)
プロ野球界隈ですら、そんなに言われてたか?という印象です。
歴代の大賞やトップテンなんかを見ると、2014年の「集団的自衛権」辺りからなんかおかしな感じですね。
ニュースでいくらでも流せる政治的話題と流行は性格が違うと思うんですが、流行ってないのに無理やり入れた、みたいな印象です。
当然、個人個人で興味の対象は違うので、一概に言えませんが、「アベ政治を許さない」とか、選挙で圧倒的多数を得ていた政権なのに、流行ってると言われても・・・
選考委員の人たちが、特に興味を引いた言葉なんでしょうか。
支持率が韓国みたいに恐ろしく低迷していれば解るんですがね。
あと、トップテンの「保育園落ちた日本死ね」ってのも、どうなんでしょうか。
一応おめでたいはずのアワードなんやから、「死ね」という語感の悪い言葉は無いやろと思うんですが。
死ねとか出てくると、そんなもんかといった感じでアワードの品格も軽く見られてしまうし、良い事は無い気がします。
しかも、保育園の定員は増え続けている背景もある中で、落ちた死ねってのはなんとも・・・ね。
「待機児童問題」とかなら何も感じなかったでしょうが。
 
今回の件で、アメリカ大統領選挙の時にも感じたことですが、いよいよテレビや雑誌がオールドメディア化してる印象が強くなりましたね。
個人がそれぞれ勝手に1次ソースから情報を取って来ることができる時代に、流行語というものが世間一般の話ではなく、興味のあるグループでしか通用しない時代になってきてるんだと思います。
内輪ネタ的な感じでね。
それと、メディア界隈にリベラルな人が多いことも拍車を掛けているのでしょう。
世界中で、グローバリズムの恩恵を得られなかったごく普通の中産層の間でナショナリズムへの逆回転が起こっており、グローバリズムを推進したメディアやリベラルの信用が落ちつつあります。
笛吹けど踊らず。
イギリスでも、アメリカでもこの現象が見られました。
次はイタリア、フランス、ドイツですかね。
要注視ですな。
 

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