2024年1月7日日曜日

航空機事故の余波

先日の羽田空港の航空機事故で、思わぬ余波が出てきていますね。
ペットの客室への連れ込みに関する問題です。
自分も犬を飼っていたり、ウサギを飼っていたりしていましたので、その心情は解るんですが、どうもペットの客室への連れ込みと、緊急避難時の行動が一部で理解されていないまま、賛否が広がっている気がしますね。
欧米の航空会社では、一部でペットを連れて客室に入ることができますが、そのサイズは限定的で、ゲージに入れることが条件だったりします。
そして、緊急脱出時は、他の手荷物と同じように持って出ることはできません。
つまり、客室への連れ込みと、緊急脱出時に一緒に脱出できるかは、全く別なんです。
ここを押さえないと、しっかりとした実のある議論にならないですね。
客室に連れて入るほど愛情を注いだ飼い主が、緊急時にペットを置いて脱出できるのか。
航空機の設計には、脱出シューターが開いて90秒で全乗客が脱出できるようにするという基準がありますが、ペットがいることでそれを混乱なく実施できるのか。
色々と議論して、解決していかないといけない点が多そうです。
ペットにとっては、航空機というのは、気圧の変化もありますし、騒音も常時ありますし、非常にストレスが掛かる空間ですから、そこに本当に乗せないといけないのか、というのもあるでしょうね。
実際、飼っている間は遠出をしないという方もいますから。
安全第一や人命が何より優先される空の旅。
なかなか妥協点を探るのは難しそうですが、チャーター便やプライベートジェットなど、色々な方法もありますから、何とか解決策を探って欲しいですね。
 

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