2017年12月16日土曜日

備後ツーリング その5

前回のあらすじ
 
16年ぶりの三原城。
でもちょっと雨が上がるのが遅いんちゃう?
ちゃんとやってよね!
 
さて、三原城の天守台周りの記憶は上書きできたので、いよいよ今回の本丸である市街地の遺構へ。
本丸なのに実際は二ノ丸とはこれ如何に?なんてしょうもないことをこぼしながら、三原駅の南側に出てみると、ありがたいことに観光協会の事務所がありました。
ここで市街地のマップをゲット。
まずは、船入櫓の石垣へGo!
16年前にあったかどうか定かではないんですが、今は分かり易い道しるべが建てられています。
 
 
この道標に従って市街地の奥へ入って行くと、二ノ丸東船入櫓の櫓台があっさり見付かりました。
 
 
しかし、櫓台の中の画像では、普通の公園と何が違うか分かりませんね。
少し離れた場所から見ると、櫓台にかけて船入らしい石垣というのがよく判ります。
 
 
ちなみに、この辺りの護岸は当時のものがいまだに使われていました。
石垣の表情に風情がありますなぁ
 
 
船入櫓の石垣にも三原城らしい特徴があります。
それは、島の痕跡。
 
 
湾にある複数の島を繋いで築かれた水軍城というだけあって、基壇部に島の岩盤の痕跡が残っています。
これほど三原城の生い立ちを示すものはないでしょう。
 
船入櫓の次は、三原城本丸中門付近。
ここには石垣がしっかり残っています。
場所は、ペアシティ三原のすぐ西側。
 
 
なんだか小さな運河のような感じですね。
ただ、この残っている石垣には違う特徴がありました。
こちらが北側。
 
 
こちらが南側。
 
 
明らかに石垣の積み方が違いますね。
北側は築城当時の野面積、南側は江戸時代以降に登場する谷積です。
補修が江戸時代なのか明治以降なのかは分かりませんが、風情としては野面積のほうが趣があっていいですね。
野趣とでもいいましょうか、無骨さがいい。
 
最後は、駅に戻って、地図に書かれていた隠れスポットの石垣。
場所としては、天守台の西側付け根ですね。
 

この石垣は高架下で、雨に濡れず休める休憩スポットになっています。
石垣を眺めながら缶コーヒーというのもオツなものですな。
 
つづく
 
参考:
三原城
地図付きはこちら
 

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