2016年10月4日火曜日

ドイツ銀行再び

前に少し触れましたが、ここにきて、再びドイツ銀行が注目を集めていますね。
間接的には収益力の低さ、各事業の減損、リーマンショック後に注力した中国事業のデイバティブへの懸念といったところですが、直接的にはアメリカ司法省からの罰金でしょうか。
この辺りの詳しい分析は、

 
http://diamond.jp/articles/-/103550
 
にシンプルで解り易い解説がありました。
その記事によれば、罰金の額140億ドル!
1ドル100円として計算すると1兆4千億円。
ふむ。

欲しい・・・
いや、つい本音が漏れてしまうほどの巨額ですな。
ただ、2年前にBNPパリバが同じようにイラン等への金融制裁への違反で89億7千万ドルを課された時は、当初は160億ドルを吹っ掛けられていました。
これに対するBNPパリバの引当金が10億ドルだったので、BNPパリバ側の予測とアメリカ司法省側の認識の差が、相当あったことが判りますね。
この時は、フランス政府の働き掛けもあって、最終的には半値近くになっていますので、今回のドイツ銀行も100億ドル以内に収まるものと思われます。
ただ、ドイツ銀行の引当金は60億ドルだそうなので、経営的には追加で損失が出ることになりそうですが。

 
しかし、アメリカの司法当局は、世論の後押しもあって、オイタをした金融機関に対してはかなりキツい罰を下しますな。
BNPパリバの件の前には、自国のJPモルガン・チェースに、MBSと呼ばれる住宅ローン担保証券の不正で130億ドルを課しています。
リーマンショック前は、投資銀行はそれはそれは本当に巨額の収益を上げていたので、当然と言えば当然かもしれませんがね。
翻って日本。
金融機関に対する制裁が甘い。

不正で1億儲けて数百万の罰金というような罰が多いですね。
まだまだ性善説で動いている感じです。
自由の部分を大きくするなら、罰も懲罰的でないとなかなか抑止効果は表れない。
この辺り、多少は罰を重くする動きも見られますが、まだまだです。
不平感を持っている市場参加者も多いですから、早く改善して欲しいですね。

 

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