先日、中央労働委員会によって、コンビニオーナーが団体交渉を求めて救済を申し立てていた案件で、コンビニオーナーは労働者ではないとの判断が下されました。
まだ申し立ては続くので、その判断は確定ではないし難しいかもしれませんが、個人的には妥当な判断ではないかなと思います。
フランチャイズ契約と言うのは、個人法人の違いはあれど事業体と事業体との契約ですから、契約しない判断ももちろんあったわけですし、最終的には条件に納得して契約したと思いますしね。
また、続けられないから撤退しよう、というのも経営判断なわけです。
よくニュースに登場したセフンイレブンの各店舗の売り上げは、1日60万を超えるとのデータもあり、なかなか1から始めた商売でこのレベルにはならないでしょう。
それは大手の看板というのが大きいわけで、その代わりに薄利多売にはなりますが、個人商店を軌道に乗せるまでの日数を考えると、それなりにメリットがある話だと思います。
経営には良い時も悪い時もありますから、悪くなったから労働者扱いというのには違和感がありますね。
今、フランチャイズ契約というのはたくさんあり、コンビニだけではなく、居酒屋やマクドナルドの一部もそうですし、各携帯キャリアのショップもそうです。
コンビニオーナーが労働者かどうかの判断をどの部分でするかは色々な意見がありますが、上に挙げた中では、開店時間や仕入れ商品、価格などはほぼフランチャイザーが決めている場合が多いでしょう。
それでこそ、経営母体は違えど全国的に均一なサービスが提供できるわけですから。
そういう意味では、コンビニも他の業種も変わらないはずです。
ただ、経営母体は様々で、数店以上を経営する会社組織もあれば、個人事業主もいますが、コンビニオーナーは個人事業主が多いようですね。
そこが違う点と言えば、違う点でしょうか。
ですが、コンビニも数店以上経営する会社組織のフランチャイザーもいますから、同じ経営の土俵に立っているという意味では同じです。
ですから、個人事業者だから労働者に当てはまるとも言えないでしょう。
思い出してみると、コンビニオーナーが美味しい商売と言われたのは20年以上前で、15年前ぐらいにはすでにしんどい商売の代表格であったような記憶があります。
ただ、開業となると事業ですから、ある程度の事業計画と勝算があって始めるんだと思いますし、今回はそれがうまくいかなかっただけなのではないかと思いますね。
今回よくニュースに取り上げられた店でも、もっと繁盛して粗利があった場合には、時給を上げてアルバイトを募集する事も可能で、更に言えば自分はマネージメントだけすれば良い状況になった可能性があります。
そういう状況になった場合、オーナーを労働者だと認めろという声を上げたかどうかは疑問ですね。
うまくいったかいかないかで条件が変わるのは、労働者とは言えないでしょう。
それよりも、ちょっと疑問だったのは、事業体として契約の是正を求めなかったことですね。
日本には、下請法とか独占禁止法など、弱い立場の事業体を守る法律があります。
ドンピシャな法律ではないですが、そのあたりで勝負すれば良かったのではないかと思うんですがねぇ。
値引き販売の禁止といった価格の強制なんかは、独占禁止法でもよく出てくる案件ですし。
また、もっと団結して立ち向かうなら、LLPでも作れば良かったんではないでしょうか。
ちょっとハードルは上がりますが、交渉力は格段に上がるはずです。
なんにせよ、その大変さは理解しますし、同情もしますけど、自営の身から見ても、いや、同じ自営の立場だからこそ、労働者ってのはちょっと違うよな~とは感じますね。
2019年3月19日火曜日
2019年3月12日火曜日
大戸屋の一斉休業
少し前に、各飲食店チェーンでアルバイトが不適切な動画を投稿したバイトテロ事件が続きましたが、その始めの頃に問題となった大戸屋が、対策として今日3月12日に一斉休業を取りました。
報道によれば、従業員の再教育と店舗清掃を行うそうですが、実際問題として、これは企業だけの問題なのか?という気がします。
定められた挨拶をしない、オペレーションが悪くて客対応が疎かになっている、というような理由なら再教育で改善できますが、大戸屋を始めとした問題の動画は、そういう社会的常識の範囲を超えたものに思えますね。
まぁまぁ学生だから、と庇える範囲を超えている。
常識を知らないなら教えればいいですが、それを超えてしまうものに対しては無駄なんじゃないかと。
そもそも、正社員であろうが、パートであろうが、アルバイトであろうが、企業と従業員の間の雇用契約であって、本質には違いがありません。
もちろん、問題が発生した以上、平均的な意識が低いと推定されるアルバイトだけで回している時間があったなどといった企業側の問題もあるでしょうし、対策も必要ですが、アルバイトだから問題を起こすわけではなく、正社員でも問題を起こしますからね。
つまりは、根本的には人の質や取り組み方だと思うんです。
要は、仕事を舐めてると。
学校で無茶しても、学校は表沙汰にはしたがらないですし、結局は有耶無耶になることも多いですから、そういう感覚の延長で働いているのかもしれませんね。
人手不足のこのご時世ですから、アルバイトを採用する際に、その質まで見てられないという事情もあるかもしれません。
だからと言って、許される事でもないので、こういう常識の範囲を超えたものに関しては、厳正に対応してもらいたいと思いますね。
お客さんからお金を取る以上、また、自分も労働の対価としてお金をもらう以上、そこは労働者として本質的には差が無いわけですし、社会を成り立たせているシステムへの参加です。
そして、社会システムにはちゃんと賠償させるシステムもあるわけですから、それに則って処理してもらいたいですな。
企業にとっては、実際には出した損失を埋めるような賠償額を払ってもらえるわけでもなく、裁判は手間も時間もお金も掛かる事ですが、きちんと対応すると言ったくら寿司などは応援したいですね。
報道によれば、従業員の再教育と店舗清掃を行うそうですが、実際問題として、これは企業だけの問題なのか?という気がします。
定められた挨拶をしない、オペレーションが悪くて客対応が疎かになっている、というような理由なら再教育で改善できますが、大戸屋を始めとした問題の動画は、そういう社会的常識の範囲を超えたものに思えますね。
まぁまぁ学生だから、と庇える範囲を超えている。
常識を知らないなら教えればいいですが、それを超えてしまうものに対しては無駄なんじゃないかと。
そもそも、正社員であろうが、パートであろうが、アルバイトであろうが、企業と従業員の間の雇用契約であって、本質には違いがありません。
もちろん、問題が発生した以上、平均的な意識が低いと推定されるアルバイトだけで回している時間があったなどといった企業側の問題もあるでしょうし、対策も必要ですが、アルバイトだから問題を起こすわけではなく、正社員でも問題を起こしますからね。
つまりは、根本的には人の質や取り組み方だと思うんです。
要は、仕事を舐めてると。
学校で無茶しても、学校は表沙汰にはしたがらないですし、結局は有耶無耶になることも多いですから、そういう感覚の延長で働いているのかもしれませんね。
人手不足のこのご時世ですから、アルバイトを採用する際に、その質まで見てられないという事情もあるかもしれません。
だからと言って、許される事でもないので、こういう常識の範囲を超えたものに関しては、厳正に対応してもらいたいと思いますね。
お客さんからお金を取る以上、また、自分も労働の対価としてお金をもらう以上、そこは労働者として本質的には差が無いわけですし、社会を成り立たせているシステムへの参加です。
そして、社会システムにはちゃんと賠償させるシステムもあるわけですから、それに則って処理してもらいたいですな。
企業にとっては、実際には出した損失を埋めるような賠償額を払ってもらえるわけでもなく、裁判は手間も時間もお金も掛かる事ですが、きちんと対応すると言ったくら寿司などは応援したいですね。
2019年3月5日火曜日
第2回米朝首脳会談
先日、2回目の米朝収納会談が行われました。
結果は報道されている通りですが、全体的に、「意外にも合意せず」というような報道が多かったように思います。
その根拠として、トランプ大統領は内政で行き詰ってるから外交で得点を稼ごうとするはずで、妥協してでも合意するという推測でした。
しかし、それは合っていたのか?というのを感じます。
現在のアメリカの政権内部を見ても、ズラリと強硬派がそろっていますから、妥協という選択が出て来るとはちょっと想像できないんですよね。
また、自分は、そもそもトランプ大統領は内政的にそれほど困ったと思っていないと思ってますし。
日本のメディアがアメリカのリベラル系メディアと提携しているのはもう周知のことと思いますが、そのリベラル系メディアは完全に反トランプというスタンスを採っています。
当然ながら、報道はトランプ大統領にとって厳しい論調になり、それを情報ソースとする日本のメディアも同じような論調になりがちです。
この構図が、大統領選の予想失敗に繋がり、イギリスではブレグジットの選挙結果の予想失敗になったわけで、それをまた繰り返したのかな、なんて感じますね。
そもそも、アメリカ議会は、上下院で与野党がそれぞれで第1党になる場合が多く、政策も急進的にならない場合が多いので、トランプ大統領の政策もどんどん進んで行くなんて予想した人はほとんどいないでしょう。
そういう面がアメリカ国民の民主主義的バランス感覚だと自分は思っていますが、トランプ大統領自身もそれを理解していて、政策の進みの遅さはある程度織り込み済みなんではないでしょうか。
そうなると、過激なメッセージはあくまでポーズで、それほど内政に困っていないということになります。
疑惑に関しても、ロシアンゲートなんて言われてはいますが、日本のモリカケ同様、反トランプ大統領のメディアが騒いでいる割に決定的な物は出てきていないですしね。
トランプ大統領は、ビジネスマンらしく海千山千の駆け引きが得意ですから、過去の対中国、対EU、対メキシコカナダもそうであったように、合意するまで色んな言葉で上げて落として、自分の望む取引内容を引き寄せるというやり方が得意のように見えます。
今回は、そこに内政の停滞という要素が加わり、北朝鮮やメディアがそれを真に受けて、トランプ大統領の術中にモロにはまったのではないでしょうか。
一方のトランプ大統領は、やっぱり取引が上手くて食えな人。
そんな印象ですね。
結果は報道されている通りですが、全体的に、「意外にも合意せず」というような報道が多かったように思います。
その根拠として、トランプ大統領は内政で行き詰ってるから外交で得点を稼ごうとするはずで、妥協してでも合意するという推測でした。
しかし、それは合っていたのか?というのを感じます。
現在のアメリカの政権内部を見ても、ズラリと強硬派がそろっていますから、妥協という選択が出て来るとはちょっと想像できないんですよね。
また、自分は、そもそもトランプ大統領は内政的にそれほど困ったと思っていないと思ってますし。
日本のメディアがアメリカのリベラル系メディアと提携しているのはもう周知のことと思いますが、そのリベラル系メディアは完全に反トランプというスタンスを採っています。
当然ながら、報道はトランプ大統領にとって厳しい論調になり、それを情報ソースとする日本のメディアも同じような論調になりがちです。
この構図が、大統領選の予想失敗に繋がり、イギリスではブレグジットの選挙結果の予想失敗になったわけで、それをまた繰り返したのかな、なんて感じますね。
そもそも、アメリカ議会は、上下院で与野党がそれぞれで第1党になる場合が多く、政策も急進的にならない場合が多いので、トランプ大統領の政策もどんどん進んで行くなんて予想した人はほとんどいないでしょう。
そういう面がアメリカ国民の民主主義的バランス感覚だと自分は思っていますが、トランプ大統領自身もそれを理解していて、政策の進みの遅さはある程度織り込み済みなんではないでしょうか。
そうなると、過激なメッセージはあくまでポーズで、それほど内政に困っていないということになります。
疑惑に関しても、ロシアンゲートなんて言われてはいますが、日本のモリカケ同様、反トランプ大統領のメディアが騒いでいる割に決定的な物は出てきていないですしね。
トランプ大統領は、ビジネスマンらしく海千山千の駆け引きが得意ですから、過去の対中国、対EU、対メキシコカナダもそうであったように、合意するまで色んな言葉で上げて落として、自分の望む取引内容を引き寄せるというやり方が得意のように見えます。
今回は、そこに内政の停滞という要素が加わり、北朝鮮やメディアがそれを真に受けて、トランプ大統領の術中にモロにはまったのではないでしょうか。
一方のトランプ大統領は、やっぱり取引が上手くて食えな人。
そんな印象ですね。
2019年2月28日木曜日
mapfan.netサービス終了
自分は、行った場所をプロットする地図として、オフライン時代からかれこれ20年ぐらいmapfanを使っているのですが、昨日、突如表題のようなメールが届きました。
第一声は、
終わんのかい!!
でした。
メールによると、来年の3/31で終了する予定とのこと。
いや~困りますわ・・・
まぁgoogle mapなんかの無料の地図サービスがある時代ですからね。
運営が厳しいのは想像できますが。
しかし、ツーリングで行った場所をプロットし続けて来ましたからね。
そのポイントは1200を優に超えています。
地図に表示させると、こんな感じ。
お城に至っては、行った城は500そこそこですが、どこかの地図で見ただけで場所は知ってるがまだ行ってない城、といのもプロットしているので、全部で1100ぐらいあるんですよね。
お城だけの表示にしても、北海道を除く日本が埋まる勢いですわ。
ちなみに、赤色の旗がすでに行った城で、緑が位置不明、黄色が城への行き方は判ったが時間切れなどで行けてない城。
そして、青色の旗がプロットだけしている城です。
だいぶ赤色の城が増えて来たではないか・・・などと勢力拡大を図る戦国大名のようにニマニマしたりしてたんですよねぇ
この楽しみは、なんとか他の地図サービスでも継続したい。
つまり、このマーカーを「新たな地図サービスを選んでそのフォーマットを合わせて移す」ことが必要なわけです。
この、急に発生したミッションはなかなか骨が折れそうですわ。
ほんま困ったなぁ・・・
第一声は、
終わんのかい!!
でした。
メールによると、来年の3/31で終了する予定とのこと。
いや~困りますわ・・・
まぁgoogle mapなんかの無料の地図サービスがある時代ですからね。
運営が厳しいのは想像できますが。
しかし、ツーリングで行った場所をプロットし続けて来ましたからね。
そのポイントは1200を優に超えています。
地図に表示させると、こんな感じ。

お城に至っては、行った城は500そこそこですが、どこかの地図で見ただけで場所は知ってるがまだ行ってない城、といのもプロットしているので、全部で1100ぐらいあるんですよね。

お城だけの表示にしても、北海道を除く日本が埋まる勢いですわ。
ちなみに、赤色の旗がすでに行った城で、緑が位置不明、黄色が城への行き方は判ったが時間切れなどで行けてない城。
そして、青色の旗がプロットだけしている城です。
だいぶ赤色の城が増えて来たではないか・・・などと勢力拡大を図る戦国大名のようにニマニマしたりしてたんですよねぇ
この楽しみは、なんとか他の地図サービスでも継続したい。
つまり、このマーカーを「新たな地図サービスを選んでそのフォーマットを合わせて移す」ことが必要なわけです。
この、急に発生したミッションはなかなか骨が折れそうですわ。
ほんま困ったなぁ・・・
2019年2月22日金曜日
上田城
お城関係で先日、こんなニュースがありました。
「城復元に」10億円寄付=匿名の市民、昨年末-長野県上田市
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019021800992&g=soc
剛毅な話ですなぁ
上田城と言えば、あの真田所縁の城。
とは言っても、徳川の天下となった後には、盾突いた忌々しい城として破却されてしまい、現在残っているのは、小諸から移ってきた仙谷忠政によって築かれた城です。
父や弟と袂を分かち、家康に味方して上田と上州沼田を安堵された真田信之が、後に再築の申請をしたものの、認められないまま松代に移ったとか。
2回も徳川軍はこの城でやられていますからね。
徳川家にとっては因縁深く、そして苦い記憶も薄まらない城だったのかもしれません。
そういえば、いよいよオープンする尼崎城の模擬天守の時も10億円の寄付。
奇しくも額が同じです。
尼崎城は鉄筋コンクリートの模擬天守でしたが、上田城はどうするんでしょうか。
城好きとしては楽しみですな(^^)
参考:
上田城
地図付きはこちら
「城復元に」10億円寄付=匿名の市民、昨年末-長野県上田市
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019021800992&g=soc
剛毅な話ですなぁ
上田城と言えば、あの真田所縁の城。
とは言っても、徳川の天下となった後には、盾突いた忌々しい城として破却されてしまい、現在残っているのは、小諸から移ってきた仙谷忠政によって築かれた城です。
父や弟と袂を分かち、家康に味方して上田と上州沼田を安堵された真田信之が、後に再築の申請をしたものの、認められないまま松代に移ったとか。
2回も徳川軍はこの城でやられていますからね。
徳川家にとっては因縁深く、そして苦い記憶も薄まらない城だったのかもしれません。
そういえば、いよいよオープンする尼崎城の模擬天守の時も10億円の寄付。
奇しくも額が同じです。
尼崎城は鉄筋コンクリートの模擬天守でしたが、上田城はどうするんでしょうか。
城好きとしては楽しみですな(^^)
参考:
上田城
地図付きはこちら
2019年2月16日土曜日
ぶらり酷道・険道 その2
前回のあらすじ
酷道429号線を制覇!
黒川温泉大盛況!!
黒川ダムを出発し、国道429号線に戻って西へ進むと、兵庫県下では有名な、魚ヶ滝があります。
幼い頃は家族旅行でキャンプに来たりもしました。
大人になってからも何度も来ていますが、ここも来るのは10年振りぐらいかな?
見て判るように、落差はせいぜい2mほどの滝で、子供の良い遊び場なんですね。
それが大人気の理由です。
さすがにGWじゃ水温が冷たくて、家族連れもまばらでしたけどね。
夏場には、あの子供達が立っている場所が子供だらけになります(^^;)
この滝を過ぎた場所も浅いプールみたいに広くなっているので、そこも子供達で溢れますね。
この時期は平穏なもんですわ。
魚ヶ滝を出て、更に国道を西へワインディングを楽しみながら下って行くと、銀山湖というダム湖を過ぎ、生野銀山も過ぎてJR播但線へと出ます。
山を下ってきたので、生野駅でちょっと休憩。
ところで、この播但線や国道312号線のラインは、南北の大動脈で、昔から播磨と但馬をダイレクトに結ぶ街道がありました。
この生野のすぐ南に真弓峠があり、そこが国境になっていますが、そこでは播磨の雄赤松氏と、但馬の雄山名氏が激突した、真弓峠の戦いなんてのも起こっていますね。
国境に近い生野銀山は、当然ながら真弓峠の北側ですから、山名氏が掌握して開発しており、有望な財源だったでしょう。
近代に入ると、生野銀山の鉱物を輸送する為に銀の馬車道なるバイパスが造られましたが、それは生野から姫路の飾磨港への運送路でした。
このように、時代が変わっても、この市川~丸山川ラインは、大動脈であり続けたわけですな。
そんなことを考えながら、生野駅で休憩していると、何やらお巡りさんがおじいちゃんと話し込んでいました。
そのうち、お巡りさんがもうひとり。
何かあったのか?なんて思って聞き耳を立てていると、どうもこのおじいちゃんはこの辺りで問題行動を起こす常習犯らしく、お巡りさんも顔見知りのようでした。
たまにこういうおじいちゃん、いるよな~
年を取ると抑制が効かなくなのかもね・・・
さて、体も休めたし、行軍を開始しますか。
国道312号線を南下し、神河町を過ぎて市川町に入ったところで左折し、県道34号線へと入ります。
目指すは、山越えの舟坂峠の旧道。
ここです。
何やらマッシュルームカットみたいになってますが、県道の北の色の付いていない旧道が目標。
と、その前に。
昔からちょっと気になっていた温泉に寄り道しました。
その名はかさがた温泉。
ちらちらと噂だけは聞いてたんですが、来るのは初めてですね。
この温泉、なんと運営はエーモンという会社です。
ちょいちょい工作したりする人には有名な会社かな?
個人的には、
エ、エーモン!?
というぐらい、衝撃でした(^^;)
このかさがた温泉には2つの建物があるんですが、この日はGWということもあって、みはらし館という上にある建物が営業していました。
このみはらし館は、営業日が少ないらしいです。
営業してるならと、せっかくなので、みはらし館へ。
浴槽や露天風呂なんかはとてもシンプルな構造ですが、5月の陽光を浴びながらの露天風呂というのは気持ち良かったですね(^^)
かさがた温泉を出て、いよいよ舟坂峠の旧道へ。
峠となっている付近の舟坂トンネルの手前で集落の方へ曲がり、そこから急坂を上って行きます。
さすがに国道429号線みたいなメジャーな道とは違い、通行量も少ないのか、苔が轍状になってる部分があったりして、なかなかの険道ぶり。
いや~、ちょっと滑りそうなスリルがあっていいですな。
これぞ険道!
旧道の出口はトンネルの先に出てくるんですが、ここから先はこれまた快走路で気持ちいいんですよね。
この組み合わせはお勧めです(^^)
どちらも味わえて、かなり満足でしたわ。
参考:
魚ヶ滝
かたがた温泉
地図付きはこちら
酷道429号線を制覇!
黒川温泉大盛況!!
黒川ダムを出発し、国道429号線に戻って西へ進むと、兵庫県下では有名な、魚ヶ滝があります。
幼い頃は家族旅行でキャンプに来たりもしました。
大人になってからも何度も来ていますが、ここも来るのは10年振りぐらいかな?
見て判るように、落差はせいぜい2mほどの滝で、子供の良い遊び場なんですね。
それが大人気の理由です。
さすがにGWじゃ水温が冷たくて、家族連れもまばらでしたけどね。
夏場には、あの子供達が立っている場所が子供だらけになります(^^;)
この滝を過ぎた場所も浅いプールみたいに広くなっているので、そこも子供達で溢れますね。
この時期は平穏なもんですわ。
魚ヶ滝を出て、更に国道を西へワインディングを楽しみながら下って行くと、銀山湖というダム湖を過ぎ、生野銀山も過ぎてJR播但線へと出ます。
山を下ってきたので、生野駅でちょっと休憩。
ところで、この播但線や国道312号線のラインは、南北の大動脈で、昔から播磨と但馬をダイレクトに結ぶ街道がありました。
この生野のすぐ南に真弓峠があり、そこが国境になっていますが、そこでは播磨の雄赤松氏と、但馬の雄山名氏が激突した、真弓峠の戦いなんてのも起こっていますね。
国境に近い生野銀山は、当然ながら真弓峠の北側ですから、山名氏が掌握して開発しており、有望な財源だったでしょう。
近代に入ると、生野銀山の鉱物を輸送する為に銀の馬車道なるバイパスが造られましたが、それは生野から姫路の飾磨港への運送路でした。
このように、時代が変わっても、この市川~丸山川ラインは、大動脈であり続けたわけですな。
そんなことを考えながら、生野駅で休憩していると、何やらお巡りさんがおじいちゃんと話し込んでいました。
そのうち、お巡りさんがもうひとり。
何かあったのか?なんて思って聞き耳を立てていると、どうもこのおじいちゃんはこの辺りで問題行動を起こす常習犯らしく、お巡りさんも顔見知りのようでした。
たまにこういうおじいちゃん、いるよな~
年を取ると抑制が効かなくなのかもね・・・
さて、体も休めたし、行軍を開始しますか。
国道312号線を南下し、神河町を過ぎて市川町に入ったところで左折し、県道34号線へと入ります。
目指すは、山越えの舟坂峠の旧道。
ここです。

何やらマッシュルームカットみたいになってますが、県道の北の色の付いていない旧道が目標。
と、その前に。
昔からちょっと気になっていた温泉に寄り道しました。
その名はかさがた温泉。
ちらちらと噂だけは聞いてたんですが、来るのは初めてですね。
この温泉、なんと運営はエーモンという会社です。
ちょいちょい工作したりする人には有名な会社かな?
個人的には、
エ、エーモン!?
というぐらい、衝撃でした(^^;)
このかさがた温泉には2つの建物があるんですが、この日はGWということもあって、みはらし館という上にある建物が営業していました。
このみはらし館は、営業日が少ないらしいです。
営業してるならと、せっかくなので、みはらし館へ。
浴槽や露天風呂なんかはとてもシンプルな構造ですが、5月の陽光を浴びながらの露天風呂というのは気持ち良かったですね(^^)
かさがた温泉を出て、いよいよ舟坂峠の旧道へ。
峠となっている付近の舟坂トンネルの手前で集落の方へ曲がり、そこから急坂を上って行きます。
さすがに国道429号線みたいなメジャーな道とは違い、通行量も少ないのか、苔が轍状になってる部分があったりして、なかなかの険道ぶり。
いや~、ちょっと滑りそうなスリルがあっていいですな。
これぞ険道!
旧道の出口はトンネルの先に出てくるんですが、ここから先はこれまた快走路で気持ちいいんですよね。
この組み合わせはお勧めです(^^)
どちらも味わえて、かなり満足でしたわ。
参考:
魚ヶ滝
かたがた温泉
地図付きはこちら
2019年2月11日月曜日
ぶらり酷道・険道 その1
昨年のツーリングをまとめないまま、年が明けてしまいました。
いや~遅筆の極み(^^)
というわけで、昨年のGWにぶらり狭道巡りをしたので、その時の記録をば。
気持ちの良いGWの陽光を見て、ふと思い付きました。
そうだ、酷道へ行こう!
こうして、ぶらりと出掛けてみました。
兵庫県で酷道と言えば国道429号線。
福知山から兵庫県へと入る道になるんですが、一時は毎月のように通ってました。
今回は、そっちではなく、福知山から兵庫県に入った後の西の区間です。
ルートとしては、国道175号線を北上して西脇を抜けた後、そこから生野へ向かう道が国道429号線ですな。
まずは生野へ行く前に、通り掛かったらほぼ寄ってしまう闘龍灘へ。
天気も良くていい景色ですな。
鮎も解禁されたのか、釣り人もいました。
ここで一旦休憩を入れ、更に北へ。
西脇から国道427号線へ入って北西方向へ行き、多可町のコンビニで軽く昼食を摂ります。
田舎のコンビニはイートインがあるから便利でいいですね(^^)
昼食後は、再び北上して杉原紙の産地を過ぎ、播州峠のトンネルを越えれば、いよいよ国道429号線との分岐です。
ここから429号線を西へ向かえば、念願の酷道ですな。
酷道としてなかなかレベルが高いのは、青垣峠付近のこの辺り。
走ってみると、道は1車線で車は確実にすれ違えないし、カードレールも無いし、なかなかの酷道でした。
ハンドル操作を誤ったら、間違いなくそのまま道路下へLet's Goですな(^^;)
ただ、酷道として有名なのもあるのか、この短い区間でバイクとすれ違いましたし、少し前には先行車も走ってて、それほど秘境感はありませんでしたね。
酷道区間を抜けると、道が開けてくるので、そのまま右折して黒川ダムへ。
ここも幼い頃に来た記憶はありますけど、自分の足で訪れるのは初めてですな。
およそ35年振りぐらいです。
いや~なつかし・・・くなかった。
そりゃ35年ぐらい前なんて記憶が朧気ですわ(^^;)
でも昔はダムの堤に入れた気がすんやけど、記憶違いかな?
バイクを止めて周りをブラついてみると、お隣の黒川温泉は駐車場もいっぱいで大盛況でした。
さすがGWといったところでしょうか。
中もいっぱいそうだったので入りませんでしたが、ここは山の奥の方なんで、秘湯感はありますよね(^^)
つづく
参考:
登龍灘
地図付きはこちら
いや~遅筆の極み(^^)
というわけで、昨年のGWにぶらり狭道巡りをしたので、その時の記録をば。
気持ちの良いGWの陽光を見て、ふと思い付きました。
そうだ、酷道へ行こう!
こうして、ぶらりと出掛けてみました。
兵庫県で酷道と言えば国道429号線。
福知山から兵庫県へと入る道になるんですが、一時は毎月のように通ってました。
今回は、そっちではなく、福知山から兵庫県に入った後の西の区間です。
ルートとしては、国道175号線を北上して西脇を抜けた後、そこから生野へ向かう道が国道429号線ですな。
まずは生野へ行く前に、通り掛かったらほぼ寄ってしまう闘龍灘へ。
天気も良くていい景色ですな。
鮎も解禁されたのか、釣り人もいました。
ここで一旦休憩を入れ、更に北へ。
西脇から国道427号線へ入って北西方向へ行き、多可町のコンビニで軽く昼食を摂ります。
田舎のコンビニはイートインがあるから便利でいいですね(^^)
昼食後は、再び北上して杉原紙の産地を過ぎ、播州峠のトンネルを越えれば、いよいよ国道429号線との分岐です。
ここから429号線を西へ向かえば、念願の酷道ですな。
酷道としてなかなかレベルが高いのは、青垣峠付近のこの辺り。

走ってみると、道は1車線で車は確実にすれ違えないし、カードレールも無いし、なかなかの酷道でした。
ハンドル操作を誤ったら、間違いなくそのまま道路下へLet's Goですな(^^;)
ただ、酷道として有名なのもあるのか、この短い区間でバイクとすれ違いましたし、少し前には先行車も走ってて、それほど秘境感はありませんでしたね。
酷道区間を抜けると、道が開けてくるので、そのまま右折して黒川ダムへ。
ここも幼い頃に来た記憶はありますけど、自分の足で訪れるのは初めてですな。
およそ35年振りぐらいです。
いや~なつかし・・・くなかった。
そりゃ35年ぐらい前なんて記憶が朧気ですわ(^^;)
でも昔はダムの堤に入れた気がすんやけど、記憶違いかな?
バイクを止めて周りをブラついてみると、お隣の黒川温泉は駐車場もいっぱいで大盛況でした。
さすがGWといったところでしょうか。
中もいっぱいそうだったので入りませんでしたが、ここは山の奥の方なんで、秘湯感はありますよね(^^)
つづく
参考:
登龍灘
地図付きはこちら
登録:
投稿 (Atom)