2019年2月16日土曜日

ぶらり酷道・険道 その2

前回のあらすじ
 
酷道429号線を制覇!
黒川温泉大盛況!!
 
黒川ダムを出発し、国道429号線に戻って西へ進むと、兵庫県下では有名な、魚ヶ滝があります。
幼い頃は家族旅行でキャンプに来たりもしました。
大人になってからも何度も来ていますが、ここも来るのは10年振りぐらいかな?
 
 
見て判るように、落差はせいぜい2mほどの滝で、子供の良い遊び場なんですね。
それが大人気の理由です。
さすがにGWじゃ水温が冷たくて、家族連れもまばらでしたけどね。
 
 
夏場には、あの子供達が立っている場所が子供だらけになります(^^;)
この滝を過ぎた場所も浅いプールみたいに広くなっているので、そこも子供達で溢れますね。
この時期は平穏なもんですわ。
 
魚ヶ滝を出て、更に国道を西へワインディングを楽しみながら下って行くと、銀山湖というダム湖を過ぎ、生野銀山も過ぎてJR播但線へと出ます。
山を下ってきたので、生野駅でちょっと休憩。
ところで、この播但線や国道312号線のラインは、南北の大動脈で、昔から播磨と但馬をダイレクトに結ぶ街道がありました。
この生野のすぐ南に真弓峠があり、そこが国境になっていますが、そこでは播磨の雄赤松氏と、但馬の雄山名氏が激突した、真弓峠の戦いなんてのも起こっていますね。
国境に近い生野銀山は、当然ながら真弓峠の北側ですから、山名氏が掌握して開発しており、有望な財源だったでしょう。
近代に入ると、生野銀山の鉱物を輸送する為に銀の馬車道なるバイパスが造られましたが、それは生野から姫路の飾磨港への運送路でした。
このように、時代が変わっても、この市川~丸山川ラインは、大動脈であり続けたわけですな。
そんなことを考えながら、生野駅で休憩していると、何やらお巡りさんがおじいちゃんと話し込んでいました。
そのうち、お巡りさんがもうひとり。
何かあったのか?なんて思って聞き耳を立てていると、どうもこのおじいちゃんはこの辺りで問題行動を起こす常習犯らしく、お巡りさんも顔見知りのようでした。
たまにこういうおじいちゃん、いるよな~
年を取ると抑制が効かなくなのかもね・・・
 
さて、体も休めたし、行軍を開始しますか。
国道312号線を南下し、神河町を過ぎて市川町に入ったところで左折し、県道34号線へと入ります。
目指すは、山越えの舟坂峠の旧道。
ここです。
 

何やらマッシュルームカットみたいになってますが、県道の北の色の付いていない旧道が目標。
と、その前に。
昔からちょっと気になっていた温泉に寄り道しました。
その名はかさがた温泉。
ちらちらと噂だけは聞いてたんですが、来るのは初めてですね。
この温泉、なんと運営はエーモンという会社です。
ちょいちょい工作したりする人には有名な会社かな?
個人的には、
エ、エーモン!?
というぐらい、衝撃でした(^^;)
このかさがた温泉には2つの建物があるんですが、この日はGWということもあって、みはらし館という上にある建物が営業していました。
このみはらし館は、営業日が少ないらしいです。
営業してるならと、せっかくなので、みはらし館へ。
浴槽や露天風呂なんかはとてもシンプルな構造ですが、5月の陽光を浴びながらの露天風呂というのは気持ち良かったですね(^^)
 
かさがた温泉を出て、いよいよ舟坂峠の旧道へ。
峠となっている付近の舟坂トンネルの手前で集落の方へ曲がり、そこから急坂を上って行きます。
さすがに国道429号線みたいなメジャーな道とは違い、通行量も少ないのか、苔が轍状になってる部分があったりして、なかなかの険道ぶり。
いや~、ちょっと滑りそうなスリルがあっていいですな。
これぞ険道!
旧道の出口はトンネルの先に出てくるんですが、ここから先はこれまた快走路で気持ちいいんですよね。
この組み合わせはお勧めです(^^)
どちらも味わえて、かなり満足でしたわ。
 
参考:
魚ヶ滝
かたがた温泉
地図付きはこちら
 

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