2025年5月28日水曜日

安楽死

先日、こんなニュースがありました。
 
 
ヨーロッパの一部の国では認められている安楽死。
各国それぞれ、濫用されないよう厳格な規定がありますが、少し前に、日本人が安楽死を許容されている国に渡って安楽死したという特集もありましたね。
それだけ身近な話題になっているということでしょう。
個人的には、安楽死、尊厳死には賛成です。
よくドラマや歌詞で、望んで生まれてきたわけじゃない、なんて言葉が出てきますが、病気などでどうにもならなくなった場合には、生まれることは自分で決められないんやから、せめて死ぬ時期ぐらいは自分で決めることができてもいいんじゃないか、とは思いますね。
野生の動物を考えた場合、望んで死ぬ動物はほぼいない。
本能的に死ぬことを選ばないですから。
脳の機能を考えた時に、自分で死ぬことを選ぶことができるのは、人間が動物ではなく人間足り得る要素のひとつなんじゃないかとも思いますね。
 
人口動態を見ると、日本もそうですが、世界的にも、第二次大戦後のベビーブーマー世代が寿命を迎える年代となってきています。
大量に病死していく時代が、すぐそこまで迫ってきてるわけですね。
その時代が来る前に、安楽死や尊厳死についての議論が尽くされて欲しいですな。
個人的には、その理由となる病気の中に、認知症も含めて欲しい。
自分が自分である内に、自分の人生の落とし前をつけられるように。
認知症が進行すると、今までの蓄積された人間関係を失うだけではなく、自分の事もできなくなりますから、介護などで生かされているだけの状態になってしまいます。
それはもう、飼育されている動物と同じですからね。
それは避けたいものですね。
 

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