2018年8月5日日曜日

飛騨富山ツーリング その13

前回のあらすじ
 
念願の魚津城を見付けた!
しかし、何も無ぇ!
 
この日はツーリング最終日。
帰りの行程を考えて、昼過ぎには帰路につかなければなりません。
泊まった宿は温泉ではありませんでしたが、幸い、朝にもお風呂に入れる宿だったので、早朝から寝床を抜け出し、筋肉痛の体を引きずりながら朝風呂へ。
そして、前日に買い込んでいた朝ごはんを掻き込んで、出発です。
前日、隣にバイクが止まっていたのは知っていましたが、出る時間が一緒になり、一言ふた言あいさつを交わして出発しました。
福島のライダーと神戸のライダーが富山県の東側で出会うというのも、なんだか面白い話ですね。
福島も久々に行きたいけど、すこぶる遠いんよな~
 
早朝で車通りもほとんど無い入膳市街を出発し、まず向かうのは舟見城。
入膳一帯は、黒部川の扇状地ですから、黒部川が平野に出た場所から放射状に道が延びています。
その内の1本の県道を辿ってほぼ直線で宇奈月の方向へ向かうと、宇奈月町に入る直前の左手に舟見城がありました。
でっかい模擬天守が建っているので、遠くからでもよく判りますし、案内も多かったですね。
城跡への道も整備されていましたし、休みの日には家族連れで賑わってそうな雰囲気もあります。
ただ、整備され過ぎて、元の城の形状がほぼ判らなかったのは残念・・・
カッチリ整備され過ぎた史跡によくあるパターンですな。
城に到着したのが早朝ということもあって、模擬天守の周りには野生の猿が(笑)
親子なのか、小さな猿も含めて7~8匹も!
人間がいない城跡は、これだけ整備されていても、野生動物のものですな(^^)
 
ただ1台、駐車場に堂々とバイクを止め、まずは模擬天守へ。
 
 
うむ、綺麗すぎるな・・・
その手前には、説明板。
 
 
ただ、当然ながら時間的に入館できませんでした。
裏手に回ると、崖の下に海まで平地が広がっていて、城の地勢やどういう目的で築かれたのかがよく解ります。
 
 
次いで、自分が来たことで逃げ散った猿たちを追うように、突端の方向へ。
 
 
この道沿いに郭や構造物の痕跡があるかと思ってよく見てみましたが、それらしいものはありませんでした。
ただ、突端は物見台として使われていたように思われます。
模擬天守に戻って南の方向へ歩くと、この模擬天守がある周辺がかなり広い平地であったことが解りますな。
 
 
当時は第2の郭だったようです。
恐らく居住空間として使われていたのでしょう。
更にその北には公園がありました。
 
 
ここが本丸とされます。
模擬天守のある平地よりもやや高くなっており、奥まった本丸というわけですね。
ちょっと整備され過ぎてはいますが、景色の良い清々しい城でした。
 
舟見城を下り、県道13号線を黒部川の方向へ向かうと、愛本橋を越えて県道14号線との三叉路になります。
ここを左に行けば、宇奈月温泉へ一直線ですが、その途中の内山駅の後背辺りに内山城という城がありました。
南北朝時代の北陸の著名な武将であった井上俊清が、南朝に寝返って松倉城を北朝方に攻められ、松倉城を失陥した後に本拠とした城です。
ただ、世間的には全くの無名ですな。
内山駅から愛本駅、下立駅の辺りまでトロトロと走りながら探してみましたが、見付けられませんでした。
ん~残念。
後で調べてみても、どうもちゃんとした登山道は無いみたいですね。
地図で見ると、愛本駅の南西300mぐらいのところに比較的広い平坦な地形があるようで、その更に南側のピークには林道が通じてるみたいですが、明確にどこが城跡なのかはちょっと不明のようです。
またいつか宇奈月温泉に来た時に探してみようかな~
 
つづく
 
参考:
舟見城
内山城
地図付きはこちら
 

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