2018年6月28日木曜日

飛騨富山ツーリング その11

前回のあらすじ
 
飛騨よさらば!
SSTRには負けないぞ!
 
高原諏訪城を出て、国道471号線を北西へ向かうと、かつて越中東街道と呼ばれたルートにあたる国道41号線に出ます。
その交差点は船津北と言う名前で、かつては高原川を上ってきた船が留まる場所であり、高原郷の北の入口だったんでしょうね。
そして、高原の木材や鉱物も、船に載せられて高原川をここから下って行った事でしょう。
今、その交差点で目立つのは、旧神岡鉄道の鉄路を利用した、レールマウンテンバイクです。
要は、自転車式のトロッコなんですが、これがかなり気持ち良さそう!
この時も家族連れが2組ほど乗っているのを見ましたが、鉄路を自分の足で漕いで進んで行けるなんてたまりませんな。
またいつか来よう!
 
国道41号線に出ると、後はひたすら川沿いを下って行く道で、この日はSSTR開催の日というのもあって、バイクが多かったですな。
数台のマスツーやソロで淡々と自分のペースで進む人、小型のオフ車から大型のSS、ハーレーまで、まるでバイクの博覧会でした。
道はそれほどの勾配も無く、県境を越えると高原のようになり、横を流れる川も高原川と宮川が合わさって神通川となります。
いよいよ、富山県へ突入!
北陸は、石川も新潟も近々に行っていますが、富山をしっかり走るのは何年振りかな?と考えてみると、恐らく23年振りでしょうか。
23年も歳を重ねたというのを考えると、空恐ろしいものがありますが(^^;)
あの頃と何も変わっていない・・・
という自省は置くとして、取りあえずは富山城に突撃です。
道は簡単。
国道41号線をひたすら北上したら、国道の左に折れる場所が富山城です。
前に来た時よりも、かなり綺麗に整備されているようですね。
まずは公園となっている富山城の案内図。
 
 
富山城は、内堀の一部と本丸部分が残っています。
県庁所在地というのもあってしょうがないことですが、他は市街化で跡形もありません。
そしてシンボルの富山城模擬天守。
 
 
堀と石垣が近世城らしくていいですね。
ちょっと真新しい感じが何とも落ち着きませんが(^^;)
天守の真下の桝形。
 
 
富山城で一番城郭らしさを感じることができる場所ですね。
この一角には、鏡石という巨石も何ヶ所かに据えられてあります。
その運搬の労力から、城の威容を伝えるものですね。
 
 
個人的には、この桝形の向かって右手にある桝形の野面積の石垣が素敵でした。
 
 
公園内部に入って、本丸側から模擬天守。
 
 
すごい優雅な空間になっていて、外国人観光客も結構いました。
昔はもっと普通の都市公園だった気がしますが、23年という年月を感じます。
公園の東側には、千歳御門がありますが、これは山城に唯一現存する城郭建築物。
重厚ですな。
 
 
最後に、北東端にある模擬櫓の佐藤記念美術館。
 
 
ここだけ海鼠壁でした。
当時の富山城は白壁だったのか、北陸らしく海鼠壁だったのか・・・よくわからん。
この場所のすぐ北に松川が流れていました。
松川の流路は、かつての神通川ですから、神通川がどれだけ富山城の防御力に密接に関わっていたか解りますね。
次は松川の遊覧船に乗るのもいいかもな~
 
つづく
 
参考:
富山城
地図付きはこちら
 

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