2017年11月18日土曜日

希望はどこへ

先日、希望の党を立ち上げた小池さんが党首を辞任しました。
党の規約としては、最初は2人での共同代表制にする予定で、代表は1名以上となっていますが、実質的には小池さんから玉木さんへのバトンタッチという感じになりましたね。
その理由として、都政に専念するとのことですが、例の排除発言以降、完全に波に乗れなくなってしまった印象です。
党の規約なんかを見ると、小池さんは明確に共同代表として影響力を残す方針だったはずですし、あわよくば衆議院選挙にも出馬する予定だったのかもしれません。
ただ、勝負を急ぎ過ぎた。
党勢拡大を優先するあまり、異質な人を受け入れて色が見えなくなった印象ですね。
うまくやれば、立憲民主党と同じような評価を違う立ち位置で得られたとは思うんですが、そこは勝負のアヤといったところでしょうか。
この辺りは、風という見えないモノが相手ですから、難しいのはしょうがありません。
しかし、いくら世論の支持が得られなかったとは言え、選挙以降はやや腰が引け過ぎな気がします。
元々がワンマン体制の党ですから、創立メンバーが弱体化してしまってる今、看板の人がこのようなままでは、分裂まで行き着いてしまうのではないでしょうか。
その証拠に、党首選挙では党是とは明らかに違うリベラル系の大串さんが出て来ました。
選ばれはしませんでしたが、それだけ看板や創立メンバーの影響力が低下した証拠でもあるんでしょう。
その辺りの人達が元気なら、リベラルな人がとても立候補するような空気にはなっていなかったはずです。
しかし、外から見ると、予想通りというか何というか、民進党内の左右の足並みの乱れをそのまま持って来てしまった印象すらありますな。
実際、旧民進党系の議員のほうが多くなってしまってますしね。
どの組織でも同じですが、こういう時にこそリーダーシップが必要なんですがねぇ
そういう意味では、同じような地域政党から発展した大阪維新の会の橋下元代表には、リーダーシップがありました。
手法には賛否がありましたが、1枚看板はどうあるべきか、というひとつのケーススタディになるかと思います。
小池さんも、窮地に負けず、頑張って欲しいですな。


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