選挙という内政問題に目が行っていますが、外交問題では中国との軋轢が続いたままの状況。
その中で圧力カードとして使われているレアアースへの対策のひとつとして、レアアースが含まれている深海の泥の試験採取というのが行われ、成功したというニュースが流れました。
レアアースは、その名前と違ってレアではないんですが、ウランやトリウムという放射線鉱物が混ざるため、採掘や精錬の処理や廃棄物で、環境負荷が掛かってしまうのが問題です。
中国がレアアースで他国に優越しているのは、その環境負荷に対する低コストなんですよね。
要は環境を気にせずに採掘し、同じく化学薬剤をバンバン使って精錬をして、大量に放射性廃棄物を廃棄しているいるから、強い。
さらには、より貴重な重希土類に強いのが中国の強みでもあります。
ところが、深海から吸い上げる泥には、数千ppm以上という超高濃度のレアアースが含まれている上、重希土類の濃度も高く、放射性物質もあまり含まれないという利点が期待できるとのこと。
今まで、約2500mの深海からの試験揚泥には成功していたものの、4000m以上の深海からというのは、世界でも確立された技術はありませんでした。
これが6000mからの揚泥に成功したとなると、その技術に先鞭が付けられたことになり、今後が期待できますね。
2030年に生産予定となっていますが、コストや安定稼働、生産体制など、まだまだ解決すべき問題は多いはず。
それでも、期待せずにはいられないですね。